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PythonとJavaScriptの徹底比較:開発者が知っておくべき主な違いとは?

PythonとJavaScriptは、現在のプログラマーの間で最も人気のある2つのプログラミング言語です。どちらも使いやすさ、汎用性の高さ、活発なコミュニティで知られています。Netflix、Google、Facebookなどの大手企業がPythonを主要な開発言語として採用していることが報じられています。一方、JavaScriptはフルスタック開発者にとって必須のスキルと言われています。

PythonとJavaScriptを比較すると、それぞれ異なる目的で使われていることがわかります。Pythonは主にデータサイエンス、機械学習、データ分析、バックエンド開発で利用されるのに対し、JavaScriptはフロントエンド開発における3つの主要な構成要素(HTML・CSS・JavaScript)の一つです。さらに、Node.jsのようなランタイム環境上では、JavaScriptもバックエンド処理を実行できます。

本記事では、PythonとJavaScriptの共通点と相違点を詳しく解説します。また、それぞれのスキルを持つ開発者の求人や年収の見通しについても触れ、これらの言語を学ぶためのおすすめリソースもご紹介します。

PythonとJavaScriptとは?基本の定義

PythonとJavaScriptの徹底比較:開発者が知っておくべき主な違いとは?

Stack Overflow Developer Survey 2022によると、PythonとJavaScriptは経験豊富な開発者からコーディング初心者まで、最も人気のあるプログラミング言語です。7万1,000人以上の回答者のうち、65.36%がJavaScriptを使用し、48.07%がPythonを使用していると回答しました。

同じ調査によると、JavaScriptは10年連続で人気言語ランキング第1位を維持しています。なぜこれらの言語が初心者からベテランまで幅広く支持されているのか、実際の世界での使い方を見ていきましょう。

JavaScriptとは?

JavaScriptはWeb開発の定番言語で、主にWebブラウザ上で動作します。開発者はこの高水準スクリプト言語を使って、動的なWebページやWebアプリケーションを作成します。HTMLやCSSと組み合わせることで、インタラクティブな機能、グラフィック、ウィジェットなど、ユーザー体験を向上させるさまざまな要素を実装できます。

よくある誤解に反して、JavaScriptはフロントエンドだけでなくバックエンドのプログラミングにも対応しています。Node.jsのようなJavaScriptランタイムを使えば、サーバーサイドのコードを実行でき、ブラウザ外でもコードを動かせるため、言語の汎用性がさらに広がります。JavaScriptは初心者に優しく、比較的学習しやすい言語としても知られています。

Pythonとは?

Pythonは動的で汎用性の高いオブジェクト指向プログラミング言語で、応用範囲が非常に広いのが特徴です。この高水準言語は、Webアプリケーション、デスクトップソフトウェア、データ分析、タスク自動化、機械学習、ゲーム開発など、さまざまな分野で活用されています。

Pythonが多くの人に選ばれる理由は、優れたコードの可読性、充実したライブラリ、シンプルな構文にあります。また、世界的に巨大な開発者コミュニティを持つため、初心者も学習しやすく、教材や書籍、オンライン講座などを簡単に見つけられます。

Python vs JavaScript:共通点と相違点

PythonとJavaScriptにはいくつかの共通点があります。両方ともオブジェクト指向言語であるため、大規模で複雑なソフトウェア開発に適しています。PythonやJavaScriptでコーディングする際は、独自の属性や関数を持つ一連の原則に従うことになり、コードが理解しやすい塊に分割されるため、チームでの共同開発もしやすくなります。

また、両言語とも高水準言語です。例えるなら、高水準言語はオートマチック車のようなものです。運転は簡単ですが、性能面である程度制限があります。一方、マニュアル車(低水準言語)は習得により多くの練習が必要ですが、その分細かく制御できます。

PythonとJavaScriptの最大の違いは、その応用分野です。JavaScriptはバックエンドプログラミングにも使えますが、主にWeb技術とWeb開発に特化しており、HTMLやCSSといった他の言語と併用されることが一般的です。

一方、Pythonは極めて汎用性が高い言語です。ゲーム、ソフトウェア、モバイル開発、データ分析まで、Pythonだけで完結できます。また、少ないコード行数で多くの処理を実行できるため、さまざまな分野の開発者に人気があります。

構文の違い

JavaScriptとPythonの構文を比較すると、コードの可読性に若干の違いがあります。どちらも高水準言語なので、他の言語より構文はシンプルです。しかし、Pythonはインデント(字下げ)だけでコードブロックを表現するため、構文がよりすっきりしていて、視覚的なノイズが少なくなっています。

一方、JavaScriptは波括弧 {} を使ってステートメント内のコードを囲みます。空白自体に意味はありませんが、読みにくいコードを避けるために適切なインデントを使うことが推奨されています。また、変数の定義方法、命名規則、文の終端の表現、数値データ型の扱いなどにも違いがあります。

パフォーマンス

JavaScriptとNode.jsは非同期処理の特性により高速に動作すると多くの人が評価しています。たとえばNode.jsはGoogleのV8エンジンを基盤としているため、処理速度が速く、最新のブラウザとの互換性にも優れています。ただし、JavaScriptとPythonのパフォーマンスを評価する際には、使用する状況(コンテキスト)の方が重要だという指摘もあります。

用途・アプリケーション

どちらの言語もバックエンド開発に使えますが、その応用分野は大きく異なります。JavaScriptは主にクライアントサイド開発で使われ、ユーザーのWebブラウザ上で追加のリソースやツールなしに動作します。モバイルアプリ開発でも好んで使われる言語です。

一方、Pythonは汎用言語として非常に柔軟です。科学技術計算や専門的なアプリケーションにも利用でき、機械学習、IoT(インターネット・オブ・シングス)、迅速なプロトタイピング、XML処理などが代表的な用途です。Intel、IBM、NASA、Pixar、Netflixなどの企業がPythonを採用していることが報じられています。

配列・リスト・タプル

JavaScriptでは「配列(array)」、Pythonでは「リスト(list)」を使います。JavaScriptの配列はデータを格納するオブジェクトで、類似する値の複数の項目を1つの変数にまとめて記述できます。Pythonのリストも同様の役割を果たします。

ただし、Pythonにはさらに変更不可(イミュータブル)なリスト型である「タプル(tuple)」があります。タプルは読み取り専用のリストで、値を後から変更できません。項目の並びはカンマで区切り、括弧()で囲んで表現します。

属性とプロパティ

Pythonでは「デスクリプタプロトコル」と呼ばれる仕組みを使って属性を定義できます。これはゲッター(getter)とセッター(setter)関数によって属性を定義する方法です。一方、JavaScriptのオブジェクトには、内部の属性で構成されるプロパティがあります。これらの属性がプロパティの挙動を定義します。

JavaScript vs Python:年収と求人

2022年においても、PythonとJavaScriptのスキルは高い需要があり続けています。米国労働統計局(BLS)によると、Web開発およびデジタルデザイン関連の職種は、2020年から2030年の間に13%成長すると予測されています。ここからは、それぞれのスキルを活かせる職種と年収の見通しを詳しく見ていきましょう。

Python・JavaScriptエンジニアの年収

PythonとJavaScriptのスキルは、魅力的な年収につながる可能性があります。Payscaleの調査によると、Pythonスキルを持つ開発者の平均基本給は年間約94,000ドルです。具体的には、ソフトウェアエンジニア(年収90,963ドル)、データエンジニア(年収93,327ドル)、データアナリスト(年収69,124ドル)などの職種が該当します。

同じサイトのデータによると、JavaScriptに熟練した人の平均基本給は年間約87,000ドルです。代表的な職種としては、フロントエンド開発者(年収78,514ドル)、フルスタックソフトウェア開発者(年収79,098ドル)、ソフトウェアエンジニア(年収88,388ドル)などが挙げられます。

Pythonが活きる職業

  • ソフトウェアエンジニア:Pythonを使って新規アプリケーションの構築、既存システムの保守、組織固有のプログラムの設定を行います。
  • データエンジニア:データを安全かつ効率的に収集・管理・保存するシステムを構築するために、Pythonは必須のスキルです。
  • データアナリスト:ビジネス上の意思決定に役立つよう、Pythonを使ってデータのマイニング、分析、解釈、可視化を行います。

JavaScriptが活きる職業

  • フロントエンド開発者:堅牢なWebサイトやWebアプリケーションを構築し、快適なユーザーインタラクションと体験を提供します。
  • フルスタックソフトウェア開発者:アプリケーションやソフトウェアのサーバーサイドとクライアントサイドの両方の構築・保守を担当します。
  • ソフトウェアエンジニア:JavaScriptを使ったWebブラウザアプリケーションの設計と実装に注力します。

PythonとJavaScriptを無料で学べる場所

PythonとJavaScriptは人気のプログラミング言語であるため、無料のオンラインリソースや入門向けブートキャンププログラムが豊富にあります。JavaScriptを学びたい人は、初心者向けのCodecademyの無料オンラインJavaScript講座がおすすめです。また、freeCodeCampではYouTubeで3時間のJavaScript動画チュートリアルを無料公開しています。

Python入門を探しているなら、Udemyの初心者向け無料Python講座がわずか90分で完結するので手軽です。Codecademyでも無料のオンラインPython講座を提供しており、コーディング学習の第一歩として最適です。

JavaScriptとPython、どちらを選ぶべき?

PythonとJavaScriptの徹底比較:開発者が知っておくべき主な違いとは?

結論から言えば、PythonとJavaScriptのどちらが優れているということはありません。どちらも異なる分野で力を発揮する、同じくらい価値のあるスキルです。たとえば科学技術系アプリケーションの開発を目指すならPythonが最適ですし、フロントエンド開発に挑戦したいならJavaScriptを学ぶべきでしょう。

どちらの言語も高水準言語であるため、背景やスキルレベルに関係なく、プログラマーにとってアクセスしやすいのが魅力です。無料の学習リソース、演習問題、クイズも豊富にあり、困ったときには巨大な開発者コミュニティからサポートを受けることもできます。

それぞれの言語には独自の強みがあります。言語選びでは、自分のモチベーション、学習能力、キャリア目標、興味関心を考慮することが重要です。また、どちらかを学ぶことでプログラミングの概念全体への理解が深まり、将来ほかの言語を学ぶ際にも大きな助けになるでしょう。それでは、JavaScriptとPythonについて学んだ内容を振り返ってみましょう。

JavaScriptとPythonの共通点:

  • オブジェクト指向である
  • 動的型付けである
  • 高水準言語である

JavaScriptとPythonの相違点:

  • JavaScriptは主にフロントエンド、Pythonは主にバックエンド開発で使われる
  • JavaScriptはほぼWebブラウザ上で動作する技術の構築に特化している一方、Pythonは科学技術や専門分野のアプリケーションにも使える

PythonとJavaScript、どちらを学ぶべき?

学ぶべき言語は、目的によって異なります。データサイエンス、データ分析、バックエンド開発、ゲーム開発のキャリアを目指すなら、まずPythonを選ぶのが良いでしょう。一方、動的で堅牢なWebアプリケーションの設計に興味があるなら、フロントエンド開発の基礎であるJavaScriptを学ぶべきです。

JavaScriptはPythonより難しい?

Pythonの方がJavaScriptより簡単だと感じる開発者は多くいます。ただし、それは必ずしもJavaScriptが難しいことを意味するわけではありません。どちらもオブジェクト指向をサポートする高水準言語であり、初心者にとっては十分アクセスしやすい言語です。ただし、構文や用途の違いによって、感じる難易度は人それぞれ異なるでしょう。

JavaScriptはPythonより速い?

JavaScriptはPythonよりも速く実行できる場合があります。ユーザーのWebブラウザ上で直接動作し、追加のリソースを必要としないためです。さらに、JavaScriptのランタイム環境であるNode.jsを使えば、GoogleのV8エンジンを基盤としているため、大幅に高速に動作します。一方、Pythonはリクエストを単一のフローで処理するため、時間がかかることがあります。

PythonをJavaScriptに変換できる?

はい、JS2Py、Brython、JavaScripthon、Jiphy、Transcryptなどのツールを使えば、PythonをJavaScriptへ(またはその逆へ)変換できます。これらの変換ツールはそれぞれ仕様が異なり、正常に動作させるための個別の要件がある場合があります。しかし、プロジェクトをJavaScriptからPythonへ、あるいはその逆へ移行したい開発者にとっては有用な選択肢となるでしょう。


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