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JavaScriptで2つの配列をマージして重複を削除する方法

課題

JavaScriptで、2つの数値の配列 arr1arr2 を引数として受け取る関数を作成することを考えます。

この関数は、両方の配列の要素を1つの新しい配列にマージします。マージの前後いずれかの時点で重複する要素が存在した場合には、余分なコピーを削除し、各要素が必ず1回だけ現れるようにしなければなりません。

要素の並び順は厳密には問われませんが、各要素の出現回数(必ず1回であること)が重要なポイントになります。

入力例

const arr1 = [6, 5, 2, 1, 8];
const arr2 = [3, 4, 6, 8, 9];

この場合、期待される出力は次のとおりです。

const output = [6, 5, 2, 1, 8, 3, 4, 9];

68 は両方の配列に含まれていますが、結果にはそれぞれ1回しか登場していません。

実装コード

以下は、ループ処理と includes() メソッドを組み合わせた基本的な実装例です。

const arr1 = [6, 5, 2, 1, 8];
const arr2 = [3, 4, 6, 8, 9];

const mergeAndRectify = (arr1 = [], arr2 = []) => {
  const { length: len1 } = arr1;
  const { length: len2 } = arr2;
  const res = [];

  // arr1 の要素を順に追加(重複はスキップ)
  for (let i = 0; i < len1; i++) {
    if (!res.includes(arr1[i])) {
      res.push(arr1[i]);
    }
  }

  // arr2 の要素を順に追加(重複はスキップ)
  for (let i = 0; i < len2; i++) {
    if (!res.includes(arr2[i])) {
      res.push(arr2[i]);
    }
  }

  return res;
};

console.log(mergeAndRectify(arr1, arr2));

出力

[ 6, 5, 2, 1, 8, 3, 4, 9 ]

まず arr1 のすべての要素が新しい配列に追加され、続いて arr2 の要素のうち、まだ存在しないものだけが追加されます。その結果、68 の重複が自動的に排除され、各要素が1回だけ含まれる配列が完成します。

Set を使ったより簡潔な方法

ES2015以降では、Set オブジェクトを使うことで、同じ処理をわずか1行で実現できます。Setは重複する値を保持しないため、重複除去に最適です。

const mergeAndRectify = (arr1, arr2) => [...new Set([...arr1, ...arr2])];

スプレッド構文で両方の配列を展開して新しいSetを作成し、それを再度スプレッド構文で配列に戻しています。コードが劇的に短くなるため、実務でも広く使われるイディオムです。

パフォーマンスに関する注意点

includes() を使う方法は直感的で理解しやすい反面、判定のたびに線形探索が行われるため、計算量は O(n²) になります。一方、Set を使う方法は内部的にハッシュテーブルを利用するため O(n) で動作し、要素数の多い配列を扱う場合に大きく有利です。

特別な理由がない限り、実際の開発では Set ベースのアプローチを選ぶことをおすすめします。

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