JavaScriptで大きな数値を正確に扱う方法:+演算子の精度低下とBigInt()による解決策
JavaScriptで大きな数値を格納する場合、+演算子ではなく BigInt() を使用することをおすすめします。+演算子で文字列を数値に変換すると、桁数の多い数値では精度が失われる可能性があります。
これは、JavaScriptの通常の数値型(Number型)がIEEE 754形式の倍精度浮動小数点数として内部的に処理されるためです。安全に正確に表現できる整数は「2^53 - 1」までであり、それを超える数値は丸め誤差が発生します。
+演算子とBigInt()の違いを確認する
以下の例では、同じ大きな数値を +演算子と BigInt() のそれぞれで処理し、結果の違いを確認しています。
サンプルコード
var stringValue1 = "100";
console.log("整数値=");
console.log(+stringValue1);
var stringValue2 = "2312123211345545367";
console.log("+演算子での精度低下..");
console.log(+stringValue2);
const storeLongInteger = BigInt("2312123211345545367");
console.log("BigInt()なら精度は失われない");
console.log(storeLongInteger);
プログラムの実行方法
上記のプログラムを実行するには、Node.js環境で以下のコマンドを使用します。
node fileName.js
ここでは、ファイル名を demo212.js として保存したものとします。
実行結果
コンソールへの出力は以下のようになります。
PS C:\Users\Amit\JavaScript-code> node demo212.js 整数値= 100 +演算子での精度低下.. 2312123211345545000 BigInt()なら精度は失われない 2312123211345545367n
結果のポイント
- +演算子の場合: 元の数値「2312123211345545367」が「2312123211345545000」となり、末尾の桁が失われています。これが精度低下です。
- BigInt()の場合: 「2312123211345545367n」として元の数値が完全に保持されています。末尾の「n」はBigInt型であることを示す接尾辞です。
このように、金融計算やID管理など高い精度が求められる場面で非常に大きな整数を扱う場合は、必ず BigInt() を使用するようにしましょう。
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