JavaScriptに「null合体」演算子はありますか?
はい、JavaScriptには「null合体(null coalescing)」に相当する仕組みがあります。モダンなJavaScript(ES2020以降)では、専用のnull合体演算子(??)が利用できます。さらに、以前から使われている論理OR(||)でも同様の処理を実現可能です。
論理OR(||)を使ったnull値の扱い方
変数がnullやundefinedのときにデフォルト値を代入したい場合、次のような構文が使えます。
var anyVariableName = null; var anyVariableName = yourVariableName || yourActualValue;
この書き方では、左側の変数に有効な値が入っていない場合に、右側の実際の値が代わりに代入されます。
コード例
var fullName = null;
console.log("The full name is=" + fullName);
var actualName = fullName || "David Miller";
console.log("The full name is=" + actualName);このプログラムを実行するには、Node.js環境で以下のコマンドを使用します。
node fileName.js
ここでは、ファイル名をdemo81.jsとして保存しています。
実行結果
上記のコードを実行すると、次の出力が得られます。
PS C:\Users\Amit\JavaScript-code> node demo81.js The full name is=null The full name is=David Miller
変数fullNameがnullだったため、論理ORによってデフォルト値「David Miller」が採用されているのが分かります。
null合体演算子(??)との違い
ES2020で正式導入されたnull合体演算子(??)は、左辺がnullまたはundefinedの場合のみ右辺の値を返します。一方、論理OR(||)は左辺がfalsyな値(0、空文字列""、falseなど)の場合にも右辺を返すため、意図しない挙動になることがあります。
var count = 0; console.log(count || 10); // 10(0はfalsy扱いのため) console.log(count ?? 10); // 0(null/undefined以外はそのまま)
デフォルト値の設定では、nullとundefinedだけを対象にしたいケースが多いため、近年はより厳密なnull合体演算子(??)の使用が推奨されています。
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