JavaScript(ES6)で大文字小文字と順序を無視して2つの文字列が等しいか比較する方法
本記事では、2つの文字列を引数として受け取り、文字の出現順序や大文字・小文字の違いに関係なく、両者が同じ文字セットを持っているかどうかを判定する関数 isEqual() の実装方法を解説します。
たとえば次のようなケースです。
const first = 'Aavsg'; const second = 'VSAAg'; isEqual(first, second); // true
方法1:配列と sort() を使う方法
この方法では、まず文字列を split("") で配列に変換し、Array.prototype.sort() メソッドで要素を並べ替えます。その後、join("") で再び文字列に戻し、両者が完全に一致するかどうかを比較します。
比較前に toLowerCase() で小文字に統一しておくことで、大文字・小文字の違いを無視できるのがポイントです。
コード例
const first = 'Aavsg';
const second = 'VSAAg';
// 文字列をソート済みの文字列に変換するメソッドを追加
String.prototype.sort = function () {
return this.split("").sort().join("");
};
const isEqual = (first, second) =>
first.toLowerCase().sort() === second.toLowerCase().sort();
console.log(isEqual(first, second));このアプローチはコードが簡潔で読みやすい反面、文字数が多い場合はソートのコスト(O(n log n))が発生します。
方法2:マップ(連想オブジェクト)で文字頻度を集計する方法
こちらはより効率的な手法です。2つの文字列を同時に走査しながら、各文字の出現頻度をマップ(オブジェクト)に記録していきます。
- 片方の文字列に現れた文字は +1
- もう片方の文字列に現れた文字は -1
最終的にすべてのキーの値が 0 になっていれば、両者の文字構成が完全に一致していることになります。そうでなければ異なる文字列だと判断できます。
コード例
const first = 'Aavsg';
const second = 'VSAAg';
const isEqual = (first, second) => {
// 長さが違えば時点で不一致
if (first.length !== second.length) {
return false;
}
first = first.toLowerCase();
second = second.toLowerCase();
const map = {};
for (let ind in first) {
if (map[first[ind]]) {
map[first[ind]]++; // first 側の出現で +1
} else {
map[first[ind]] = 1;
}
if (map[second[ind]]) {
map[second[ind]]--; // second 側の出現で -1
} else {
map[second[ind]] = -1;
}
}
// すべての値が 0 なら true を返す
return Object.values(map).reduce((acc, val) => val === 0 && acc, true);
};
console.log(isEqual(first, second));実行結果
どちらの方法でも、コンソールには次のように出力されます。
true
まとめ
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| 配列+sort() | コードがシンプル。可読性重視の場合におすすめ |
| マップで頻度集計 | 線形時間 O(n) で処理可能。長い文字列やパフォーマンス重視の場合に有効 |
用途やデータサイズに応じて、適切な方法を選択してください。
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