JavaScriptの短絡代入(ショートサーキット代入)の仕組みと使い方を解説
JavaScriptの短絡代入とは?
短絡代入(ショートサーキット代入)とは、論理演算子 || や && による式の評価が途中で確定した時点で、残りの式を評価せずに処理を終えるという性質を利用した代入テクニックです。
|| 演算子は左から順に評価を行い、最初に真値(truthy)となった値を返します。一方、&& 演算子は最初に偽値(falsy)となった値を返します。この動作を活かすことで、条件に応じた値の代入を簡潔に記述できます。
代表的な偽値(falsy)の値
false0(数値のゼロ)""(空文字列)nullundefinedNaN
なお、JavaScriptでは数値の 0だけが偽値 として扱われ、それ以外の数値はすべて真値になる点に注意しましょう。
サンプルコード
以下は、JavaScriptで短絡代入を実装した例です。
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
<title>Document</title>
<style>
body {
font-family: "Segoe UI", Tahoma, Geneva, Verdana, sans-serif;
}
.result,
.sample {
font-size: 20px;
font-weight: 500;
color: blueviolet;
}
.sample {
color: red;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>Short-circuit assignment</h1>
<div class="sample">a=22 || 0 || 0<br />b=0 && 22 && 22</div>
<div class="result"></div>
<br />
<button class="Btn">Click Here</button>
<h3>Click on the above button to see the values of variable a and b in the above expression</h3>
<script>
let resEle = document.querySelector(".result");
let BtnEle = document.querySelector(".Btn");
BtnEle.addEventListener("click", () => {
let a, b;
a = 22 || 0 || 0;
b = 0 && 22 && 22;
resEle.innerHTML = "a = " + a + "<br>";
resEle.innerHTML += "b = " + b + "<br>";
});
</script>
</body>
</html>
実行結果

「Click Here」ボタンをクリックすると、各式の評価結果が表示されます。

結果の解説
a = 22 || 0 || 0:左から順に評価され、最初の22が真値と判定された時点で評価が打ち切られます。そのためaには 22 が代入されます。b = 0 && 22 && 22:&&演算子では、最初の0が偽値と判定された時点で評価が終了します。そのためbには 0 が代入されます。
このように、短絡評価によって後続の式が一切実行されないことがポイントです。
応用:ES2021の論理代入演算子
ES2021以降のJavaScriptでは、短絡評価を組み込んだ専用の代入演算子が使えます。
x ||= value: x が偽値のときだけ value を代入(x = x || valueと同等)x &&= value: x が真値のときだけ value を代入(x = x && valueと同等)x ??= value: x が null または undefined のときだけ value を代入
デフォルト値の設定などによく使われるパターンなので、あわせて覚えておくと便利です。
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