CSSの測定単位まとめ|絶対単位・相対単位の意味と使い分け
CSSでは、インチ(in)やセンチメートル(cm)、ポイント(pt)といった絶対単位から、パーセント(%)やemのような相対単位まで、さまざまな測定単位がサポートされています。スタイルシートでフォントサイズや余白、行間などを指定する際には、これらの単位を適切に使い分けることが重要です。
主なCSS測定単位の一覧
以下の表に、CSSで利用できる主な測定単位とその説明、記述例をまとめました。
| 単位 | 説明 | 記述例 |
|---|---|---|
| % | 別の値(通常は親要素)を基準とした割合で寸法を定義します。 | p {font-size: 16pt; line-height: 125%;} |
| cm | センチメートルを基準に寸法を定義します。 | div {margin-bottom: 2cm;} |
| em | フォントの高さを基準とした相対単位です。emはその要素に設定されたフォントサイズと等しくなるため、フォントサイズが12ptの場合は1em=12pt、2em=24ptとなります。 | p {letter-spacing: 7em;} |
| ex | フォントのx-height(小文字の「x」の高さ)を基準とした相対単位です。 | p {font-size: 24pt; line-height: 3ex;} |
| in | インチを基準に寸法を定義します。 | p {word-spacing: .15in;} |
| mm | ミリメートルを基準に寸法を定義します。 | p {word-spacing: 15mm;} |
| pc | パイカを基準に寸法を定義します。1パイカ=12ポイントで、1インチは6パイカに相当します。 | p {font-size: 20pc;} |
| pt | ポイントを基準に寸法を定義します。1ポイントは1/72インチです。 | body {font-size: 18pt;} |
| px | 画面上のピクセルを基準に寸法を定義します。 | p {padding: 25px;} |
| vh | ビューポート(表示領域)の高さの1%を表します。 | h2 { font-size: 3.0vh; } |
| vw | ビューポートの幅の1%を表します。 | h1 { font-size: 5.9vw; } |
| vmin | ビューポートの幅と高さのうち、小さい方の1%を表します(1vwまたは1vhのいずれか小さい方)。 | p { font-size: 2vmin; } |
絶対単位と相対単位の違い
cm、in、mm、pc、pt、pxなどの絶対単位は、固定された物理的なサイズを表す単位です。一方、%、em、ex、vh、vw、vminなどの相対単位は、親要素のフォントサイズやビューポートの大きさなど、他の値を基準として計算されます。そのため、画面サイズが異なるデバイスにも柔軟に対応できる、レスポンシブデザインとの相性の良さが大きな特徴です。
単位の使い分けのポイント
- 印刷用のスタイル:ptやcm、inなどの物理単位が適しています。
- 画面表示:pxが直感的で扱いやすく、多くの場面で使われています。
- レスポンシブ対応:%、em、vh、vwなどの相対単位を活用すると、デバイスごとの画面サイズに応じた柔軟なレイアウトを実現できます。
なお、emとよく似た単位として、親要素ではなくルート要素(html要素)のフォントサイズを基準とするremもあります。近年のWeb制作では、remやビューポート単位(vh・vwなど)を組み合わせた設計が主流になりつつあります。目的に応じてこれらの単位を使い分けることで、保守性が高く見やすいスタイルシートを構築できます。
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