HTML5/JavaScriptのストレージイベントハンドラーの使い方
ストレージイベントハンドラーとは
HTML5のWeb Storage APIには、ストレージの変更を検知するためのstorageイベントが用意されています。ここで重要なのは、storageイベントハンドラーは別のウィンドウ(タブ)からストレージ操作が行われた場合にのみ発火するという仕様です。同じウィンドウ内でsessionStorageやlocalStorageの値を変更しても、そのウィンドウ自身のハンドラーは呼び出されません。
この仕組みは、複数のタブ間でデータの同期を取る際に非常に役立ちます。以下のコードで実際の動作を確認できます。
サンプルコード
// イベントハンドラーの登録
window.addEventListener('storage', storageEventHandlerFunc, false);
function storageEventHandlerFunc(evt) {
alert("Storage event called key: " + evt.key);
switch(evt.key){
case 'one':
case 'two': batteryDCMeter(); break;
case 'extPowerOn': rechargeBattery(); break;
}
}
sessionStorage.setItem("someKey", "someValue");
コードの解説
このコードでは、window.addEventListener()を使ってstorageイベントのリスナーを登録しています。イベントが発生すると、コールバック関数内で変更されたキー名をevt.keyプロパティから取得できます。あとはswitch文で分岐させることで、キーの種類に応じた個別の処理を実行可能です。
なお、上記の例のように同じスクリプト内でsessionStorage.setItem()を実行しても、イベントは発火しません。動作を確認するには、同じオリジンのページを別のタブやウィンドウで開き、そちらからストレージの値を変更する必要があります。
storageイベント利用時の注意点
- イベントを受け取れるのは、同一オリジン(プロトコル・ドメイン・ポートが一致)の他のウィンドウのみです。
- 値が実際に変更された場合にのみイベントが発生し、同じ値をセットした場合は発火しません。
- イベントオブジェクトには、
key、oldValue、newValue、urlなどの有用なプロパティが含まれています。
複数タブ間の状態共有やリアルタイムなUI更新を実現したい場合は、storageイベントを活用することで、効率的かつシンプルに実装できます。
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