ブラウザに応じて`window.URL.createObjectURL()`と`window.webkitURL.createObjectURL()`を使い分ける方法
かつてcreateObjectURL()は、WebKit系ブラウザ(旧版のChromeやSafariなど)ではwindow.webkitURL.createObjectURL()というベンダープレフィックス付きの実装が提供されていました。一方、標準仕様に準拠したブラウザではwindow.URL.createObjectURL()が利用できます。
このようなブラウザ間の差異を吸収するには、機能検出(フィーチャーディテクション)を行うラッパー関数を定義するのが確実な方法です。以下のように実装します。
function display(file) {
if (window.webkitURL) {
// WebKit系ブラウザ向けの実装
return window.webkitURL.createObjectURL(file);
} else if (window.URL && window.URL.createObjectURL) {
// 標準仕様に準拠したブラウザ向けの実装
return window.URL.createObjectURL(file);
} else {
// いずれもサポートしていない場合
return null;
}
}
この関数は、まずwindow.webkitURLの存在を確認し、あればプレフィックス付きのAPIを使用します。存在しない場合は、標準のwindow.URL.createObjectURLが利用可能かどうかをチェックします。どちらも使えない環境ではnullを返すため、呼び出し側で安全にエラー処理を行えます。
使い方
定義したラッパー関数は、次のように呼び出すだけでクロスブラウザ対応が完了します。
var url = display(file);
取得したオブジェクトURLは、例えば画像のプレビュー表示などに活用できます。
if (url) {
var img = document.createElement('img');
img.src = url;
document.body.appendChild(img);
}
補足:モダンブラウザについて
現在の主要ブラウザ(Chrome、Firefox、Safari、Edgeなど)はすべて標準のwindow.URL.createObjectURL()をサポートしており、ベンダープレフィックス付きのwindow.webkitURLは非推奨となっています。そのため、最新のブラウザのみを対象とする場合は、window.URL.createObjectURL()を直接使用しても問題ありません。上記のようなラッパー関数が必要になるのは、古いブラウザへの互換性を維持したい場合です。
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