HTML5クロスブラウザ対応!iframeの子ページから親ウィンドウへpostMessageを送る方法
HTML5のpostMessage APIを利用すると、クロスドメイン環境でもiframe内の子ページから親ウィンドウへ安全にメッセージを送信できます。本記事では、古いブラウザにも対応した実装方法をコード付きで解説します。
親オブジェクトによる参照
親オブジェクト(window.parent)は、子ページからメインウィンドウへの参照を提供します。これにより、子側はwindow.parent.postMessage(...)という形で、親ウィンドウに直接メッセージを送ることが可能になります。
親側の実装コード
以下が親側のコードです。このディレクティブにより、iframeは3秒ごとに親ウィンドウへメッセージを送信します。メインウィンドウからの初期メッセージは一切不要です。
var a = window.addEventListener ? "addEventListener" : "attachEvent"; // イベント登録メソッド
var b = window[a]; // イベント登録関数
var c = a == "attachEvent" ? "onmessage" : "message"; // メッセージイベント名
// 子ウィンドウからのメッセージを待ち受ける
b(c, function(e) {
var d = e.message ? "message" : "data"; // データのキー
var f = e[d]; // 実際のデータ
}, false);
コードのポイント解説
- 変数a:ブラウザが標準の
addEventListenerをサポートしているかを判定し、未対応の場合は旧IE向けのattachEventへフォールバックします。 - 変数b:実際にイベントリスナーを登録するための関数への参照です。
- 変数c:イベント名の差異を吸収します。旧IEでは「onmessage」、モダンブラウザでは「message」を使用します。
- 変数d・f:イベントオブジェクトからデータを取り出す際のキー名の違い(
e.messageとe.data)を吸収し、実データを安全に取得します。
子側からの送信方法(参考)
子ページ側では、以下のように記述するだけで親ウィンドウへメッセージを送れます。
window.parent.postMessage("こんにちは、親ウィンドウ!", "*");
第2引数には送信先のオリジンを指定するのが安全ですが、「*」を指定するとすべてのオリジン宛てに送信されます。本番環境では、必ず具体的なオリジン(例:https://example.com)を指定するようにしましょう。
まとめ
この手法を活用すれば、旧IEを含むクロスブラウザ環境においても、iframeの子→親方向のメッセージ通信を実現できます。イベント登録メソッドやデータキー名の違いを吸収するラップ処理が、このコード最大のポイントです。
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