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【JavaScript】isNaN(null)がfalseを返す理由をわかりやすく解説

JavaScriptのisNaN()メソッドは、引数として渡された値がNaN(Not-a-Number:非数)かどうか、つまり無効な数値や未定義の数値が存在するかどうかをチェックするために使われる組み込み関数です。

isNaN()の基本的な動作

isNaN()は、引数をまず数値へ暗黙的に変換してから評価を行うという特徴があります。そのため、文字列やnullなどもいったん数値に変換された上で判定される点に注意が必要です。

実行例:日付が有効かどうかを判定する

JavaScriptでDateオブジェクトが有効な日付かどうかを確認したい場合は、以下のようなコードを実行します。

<!DOCTYPE html>
<html>
   <body>
      <script>
         var date1, date2;

         date1 = new Date("2018/1/1");

         if( ! isNaN ( date1.getMonth() )) {
            document.write("Valid date1: "+date1);
         } else {
            document.write("<br>Invalid date1");
         }

         date2 = new Date("20181/1");

         if( ! isNaN ( date2.getMonth() )) {
            document.write("<br> Valid date2: "+date2);
         } else {
            document.write("<br>Invalid date2");
         }
      </script>
   </body>
</html>

この例では、正しい形式の日付「2018/1/1」は有効と判定され、不正な形式の「20181/1」はgetMonth()がNaNを返すため無効と判定されます。

なぜisNaN(null) == falseになるのか?

isNaN(null) == falseとなるのは、意味的にも技術的にも正しい結果だからです。

まず大前提として、nullはNaNではありません。さらに技術的な観点で見ると、isNaN()は引数を数値に変換してから判定を行いますが、nullをNumber()で変換すると「0」になります。「0」は立派な数値でありNaNではないため、isNaN(null)はfalseを返すのです。

より厳密に判定したい場合はNumber.isNaN()

暗黙の型変換を伴わず、厳密にNaNだけを判定したい場合は、ES6(ECMAScript 2015)で導入されたNumber.isNaN()を使うのがおすすめです。

console.log(isNaN(null));      // false(nullは0に変換される)
console.log(Number.isNaN(null)); // false(NaNではない)
console.log(isNaN('abc'));     // true(変換できないためNaNになる)
console.log(Number.isNaN('abc')); // false(NaNそのものではない)
console.log(Number.isNaN(NaN));  // true

このように、isNaN()とNumber.isNaN()の挙動の違いを理解しておくことで、意図しない型変換によるバグを防ぎ、より安全なコードを書くことができます。

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