C拡張モジュールからPython例外を発生させて捕捉する方法
C言語で記述した拡張モジュール内でPyErr_SetStringなどのAPIを使って例外を発生させた場合、その例外は通常のPythonコードと同じようにtry-except文で捕捉できます。ここでは、拡張モジュールのビルドから例外の捕捉までの一連の手順を解説します。
1. セットアップスクリプト(setup.py)の作成
まず、C拡張モジュールをビルドするためのsetup.pyスクリプトを用意します。以下のように記述します。
from distutils.core import setup, Extension
setup(name='helloworld', version='1.0', \
ext_modules=[Extension('helloworld', ['hello.c'])])
このスクリプトでは、hello.cというソースファイルからhelloworldという名前の拡張モジュールをビルドするよう定義しています。
2. 拡張モジュールのインストール
次に、以下のコマンドを実行して拡張モジュールをビルドし、インストールします。
$ python setup.py install
インストールが完了すると、通常のPythonモジュールと同じようにimportできるようになります。
3. Pythonスクリプトから例外を捕捉する
インストール済みの拡張モジュールをPythonスクリプト(test.py)から呼び出し、C言語側で発生させた例外をtry-except文で捕捉してみましょう。
# test.py
import helloworld
try:
print(helloworld.helloworld())
except Exception as e:
print(str(e))
C言語側でPyErr_SetStringによって設定されたエラーメッセージが、そのままPythonの例外として伝わります。
4. 実行結果
このスクリプトを実行すると、次のような出力が得られます。
bad format char passed to Py_BuildValue
このように、C拡張モジュール内で発生させた例外も、標準的なPythonの例外処理の仕組みを使って自然に扱うことができます。エラーチェックをCコード側に組み込んでおくことで、Pythonから安全かつ柔軟に拡張モジュールを利用できるようになります。
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