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Pythonのuuid3()とuuid5()でハッシュIDを生成する方法

UUID(Universally Unique Identifier:汎用一意識別子)は、32ビットの16進数で表される識別子であり、特定の名前空間内での一意性を保証します。プログラムが生成したオブジェクトの追跡や、大規模な識別子が必要となるデータ処理など、Pythonでオブジェクトやデータを扱うさまざまな場面で活用できます。Pythonのuuidモジュールには、こうした識別子を生成するための関数が標準で用意されています。

本記事では、ハッシュ値を利用して決定的なUUIDを生成できる uuid3()uuid5() の使い方を解説します。

構文と名前空間

uuid3(namespace, string)
uuid3はMD5ハッシュ値を使用して識別子を生成します。

uuid5(namespace, string)
uuid5はSHA-1ハッシュ値を使用して識別子を生成します。

namespace 引数には、UUIDの一意性の範囲を定める名前空間を指定します。主な定数は以下の通りです。

  • NAMESPACE_DNS:名前文字列が完全修飾ドメイン名(FQDN)である場合に使用します。
  • NAMESPACE_URL:名前文字列がURLである場合に使用します。

このほかにも NAMESPACE_OID(ISO OID)や NAMESPACE_X500(X.500識別名)といった名前空間が用意されています。

サンプルコード

次の例では、元となる文字列を指定し、それをもとに異なる名前空間・アルゴリズムでUUIDを生成しています。

import uuid

# 任意の文字列
str1 = "www.tutorialspoint.com"
str2 = "https://www.Tutorialspoint.com"

print("uuid3で生成したID:\n", uuid.uuid3(uuid.NAMESPACE_URL, str1))
print("uuid3で生成したID:\n", uuid.uuid3(uuid.NAMESPACE_DNS, str2))
print("uuid5で生成したID:\n", uuid.uuid5(uuid.NAMESPACE_URL, str1))
print("uuid5で生成したID:\n", uuid.uuid5(uuid.NAMESPACE_DNS, str2))

上記のコードを実行すると、次のような結果が出力されます。

実行結果

uuid3で生成したID :
e5051d13-d1a5-381a-bc21-5017b275a7f2
uuid3で生成したID :
de365612-734a-38e3-abc4-6e3ffc7d61db
uuid5で生成したID :
a064f94e-5ff6-51e4-88e2-e2163a79abce
uuid5で生成したID :
b9761e0a-0ef3-5fd3-9ec4-86b6e073e61b

押さえておきたいポイント

  • 決定的な生成uuid3()uuid5() は、同じ名前空間と同じ文字列を渡せば、何度実行しても必ず同じUUIDが返されます。ランダム性を持つ uuid4() とは異なり、入力から一意に決まるIDが必要なケースに適しています。
  • uuid5の推奨:MD5を使用する uuid3() に対し、SHA-1を使用する uuid5() の方が衝突耐性が高いため、特別な理由がない限りは uuid5() の使用が推奨されます。
  • 用途の目安:ドメイン名やURLなど、既存の名前に紐づく安定した識別子を作りたい場合に特に有用です。
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