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Pythonの辞書(dict)メソッド完全ガイド|keys・items・valuesなどの使い方を実例付きで解説

Pythonの辞書(dict)は、波括弧 {} で囲んだコレクション型のデータ構造で、内部に「キー」と「値」のペアを複数格納できます。各キーは1つの値と紐づいており、キーを指定することで対応する値へ素早くアクセスできるのが特徴です。

キーには数値や文字列など変更不可(イミュータブル)なオブジェクトを使用します。一方、値には文字列や数値だけでなく、リストやタプル、さらには別の辞書など、さまざまなオブジェクトを格納することが可能です。

辞書で使える主なメソッド

Pythonの標準ライブラリには、辞書操作に便利な組み込みメソッドが多数用意されています。ここでは、実際の開発で特によく使われる代表的な辞書メソッドについて、サンプルコードと実行結果をもとに順番に解説していきます。

keys() – すべてのキーを取得する

keys() メソッドは、辞書に含まれるすべてのキーの一覧を返します。

コード例

dict={'Name':'Harry','Rollno':30,'Dept':'cse','Marks':97}
print(dict.keys())

上記のコードを実行すると、次のような結果が得られます。

実行結果

dict_keys(['Name', 'Rollno', 'Dept', 'Marks'])

items() – キーと値のペアを取得する

items() メソッドは、辞書内のすべての(キー, 値)のペアをタプルとして一覧形式で返します。

コード例

dict={'Name':'Harry','Rollno':30,'Dept':'cse','Marks':97}
print(dict.items())

上記のコードを実行すると、次のような結果が得られます。

実行結果

dict_items([('Name', 'Harry'), ('Rollno', 30), ('Dept', 'cse'), ('Marks', 97)])

values() – すべての値を取得する

values() メソッドは、キーと値のペアから「値」だけを取り出した一覧を返します。

コード例

dict={'Name':'Harry','Rollno':30,'Dept':'cse','Marks':97}
print(dict.values())

上記のコードを実行すると、次のような結果が得られます。

実行結果

dict_values(['Harry', 30, 'cse', 97])

pop() – 指定したキーの要素を削除する

pop(key) メソッドは、指定したキーに対応する要素を辞書から削除し、その値を戻り値として返します。

コード例

dict={'Name':'Harry','Rollno':30,'Dept':'cse','Marks':97}
dict.pop('Marks')
print(dict)

上記のコードを実行すると、「Marks」の要素が削除されたことが確認できます。

実行結果

{'Name': 'Harry', 'Rollno': 30, 'Dept': 'cse'}

copy() – 辞書のコピーを作成する

copy() メソッドは、元の辞書の浅いコピー(シャローコピー)を新しく作成して返します。元の辞書に影響を与えずに複製したい場合に便利です。

コード例

dict={'Name':'Harry','Rollno':30,'Dept':'cse','Marks':97}
dict_new=dict.copy()
print(dict_new)

上記のコードを実行すると、コピーされた新しい辞書が出力されます。

実行結果

{'Name': 'Harry', 'Rollno': 30, 'Dept': 'cse', 'Marks': 97}

clear() – 辞書の全要素を削除する

clear() メソッドは、辞書内のすべての要素を削除し、空の辞書にします。

コード例

dict={'Name':'Harry','Rollno':30,'Dept':'cse','Marks':97}
dict.clear()
print(dict)

上記のコードを実行すると、すべての要素が削除された空の辞書が出力されます。

実行結果

{}

get() – キーに対応する値を安全に取得する

get() メソッドは、指定したキーに対応する値を返します。キーが辞書に存在しない場合でもエラーにならず、デフォルト値として None を返すのが特徴です。

コード例

dict={'Name':'Harry','Rollno':30,'Dept':'cse','Marks':97}
print('\nName: ', dict.get('Name'))
print('\nAge: ', dict.get('Age'))

存在しないキー「Age」を指定しても、エラーではなく None が返されている点に注目してください。

実行結果

Name: Harry
Age: None

update() – 新しい要素を追加・更新する

update() メソッドは、辞書に新しい要素を追加します。既存のキーを指定した場合は、その値が新しい値に更新されます。

コード例

dict={'Name':'Harry','Rollno':30,'Dept':'cse','Marks':97}
dict.update({'Age':22})
print(dict)

上記のコードを実行すると、新しい要素「Age」が追加された辞書が出力されます。

実行結果

{'Name': 'Harry', 'Rollno': 30, 'Dept': 'cse', 'Marks': 97, 'Age': 22}

まとめ:辞書メソッド一覧

メソッド機能
keys()すべてのキーの一覧を取得する
items()(キー, 値)のペアをタプルとして取得する
values()すべての値の一覧を取得する
pop(key)指定したキーの要素を削除し、その値を返す
copy()辞書の浅いコピーを作成する
clear()辞書の全要素を削除する
get(key)キーに対応する値を取得(存在しない場合はNone)
update()新しい要素を追加、または既存の値を更新する

これらのメソッドを使いこなせるようになると、Pythonでのデータ管理や処理の幅が大きく広がります。まずは keys()・values()・get() あたりから実際にコードを書いて試してみるのがおすすめです。

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