Pythonで複数のステートメントを扱う方法:セミコロンの使い方とスイートの基本
1行に複数のステートメントを記述する
Pythonでは、セミコロン( ; )を使用することで、1行に複数のステートメントを記述できます。ただし、この方法が使えるのは、どのステートメントも新しいコードブロックを開始しない場合に限られます。
以下は、セミコロンを使って複数の処理を1行にまとめたサンプルコードです。
import sys; x = 'foo'; sys.stdout.write(x + '\n')
このコードを実行すると、x に文字列 'foo' を代入し、その内容が標準出力に表示されます。
なお、セミコロンによる1行への複数ステートメントの記述は文法的には有効ですが、可読性の観点からPEP 8(Python公式スタイルガイド)では推奨されていません。通常は、1行に1つのステートメントを記述するのが望ましいとされています。
スイート(Suite)としての複数ステートメントグループ
個々のステートメントが集まって1つのコードブロックを形成するものを、Pythonでは「スイート(suite)」と呼びます。if、while、def、class といった複合文(compound statement)は、必ず「ヘッダー行」と「スイート」の組み合わせで構成されます。
ヘッダー行はキーワードで始まり、コロン( : )で終了します。その直後には、スイートを構成する1行以上のコードが続きます。典型的な構造は以下のとおりです。
if expression : suite elif expression : suite else : suite
このように、ヘッダー行の下にインデントされたコード群がスイートとなり、条件や定義に応じて実行される一連の処理をまとめます。インデントはPythonにおいてブロックの範囲を示す重要な要素であるため、スイート内の行は同じ深さで揃える必要があります。
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