Pythonの辞書で値からキーを取得する2つの方法
Pythonの辞書(dict)は「キー」と「値」のペアでデータを管理するコレクションです。通常はキーを指定して値を取り出しますが、この記事ではその逆――値がわかっているときに、対応するキーを取得する方法を2つ紹介します。
方法1:keys()・values()・index()を組み合わせる
辞書のkeys()メソッドとvalues()メソッドでそれぞれキーと値のリストを作成し、リストのindex()メソッドで目的の値の位置を特定します。キーと値は同じ順序で並んでいるため、同じインデックスを指定すれば対応するキーが取得できます。
サンプルコード
dictA = {"Mon": 3, "Tue": 11, "Wed": 8}
# キーと値をそれぞれリスト化
keys = list(dictA.keys())
vals = list(dictA.values())
print(keys[vals.index(11)])
print(keys[vals.index(8)])
# 1行で書く場合
print(list(dictA.keys())[list(dictA.values()).index(3)])
実行結果
Tue Wed Mon
方法2:items()でループして検索する
items()メソッドを使って辞書の各要素(キーと値のペア)を順番に取り出し、引数で渡された値と比較する関数を作成します。一致する値が見つかればそのキーを返し、見つからなければその旨を返します。
サンプルコード
dictA = {"Mon": 3, "Tue": 11, "Wed": 8}
def get_key(val):
for key, value in dictA.items():
if val == value:
return key
return "key doesn't exist"
print(get_key(11))
print(get_key(3))
print(get_key(10))
実行結果
Tue Mon key doesn't exist
補足:next()を使った簡潔な書き方
next()関数とジェネレータ式を組み合わせると、より簡潔に記述できます。値が見つからない場合のデフォルト値も指定できるため、実務でもよく使われるパターンです。
dictA = {"Mon": 3, "Tue": 11, "Wed": 8}
key = next((k for k, v in dictA.items() if v == 11), None)
print(key) # Tue
まとめ
辞書は本来キーから値を引くための構造なので、値からキーを逆引きする場合は線形探索(計算量O(n))になります。頻繁に逆引きが必要な場合は、「値→キー」の対応を持つ別の辞書を用意しておくと効率的です。また、同じ値が複数のキーに紐づいている場合、これらの方法では最初に一致したキーのみが返される点にも注意しましょう。
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