PythonのopenpyxlでExcelファイルに対して算術演算を行う方法
Pythonを使えば、Python環境から直接Excelファイルを操作できます。ワークシート内の特定のセルやセル範囲を参照し、そこに対して算術演算を適用することが可能です。さらに、演算結果もPythonプログラムで指定した任意のセルに保存できます。
以下の例では、Excelに組み込まれた関数(SUMやAVERAGEなど)を利用してさまざまな算術演算を実行します。まずopenpyxlモジュールでワークブックを作成してアクティブにし、あらかじめ決めておいたセルに値を書き込みます。その後、それらのセル範囲に対して関数を適用し、計算結果を別のセルに出力します。
使用する主なExcel関数
- SUM:指定した範囲内の数値の合計を求める
- AVERAGE:指定した範囲内の数値の平均を求める
- PRODUCT:指定した範囲内の数値の積(掛け算)を求める
- COUNT:指定した範囲内の数値データの個数を数える
サンプルコード
import openpyxl
excel = openpyxl.Workbook()
excel_file = excel.active
excel_file['A1'] = 50
excel_file['B1'] = 100
excel_file['C1'] = 150
excel_file['D1'] = 200
excel_file['E1'] = 250
excel_file['A3'] = 20
excel_file['B3'] = 40
excel_file['C3'] = 60
excel_file['D3'] = 80
excel_file['E3'] = 100
excel_file['A5'] = 2
excel_file['B5'] = 4
excel_file['C5'] = 6
excel_file['D5'] = 9
excel_file['E5'] = 15
excel_file['A7'] = 4
excel_file['B7'] = 11
excel_file['C7'] = 27
excel_file['D7'] = 40
excel_file['E7'] = 75
excel_file['F1'] = 'Sum(A1 to E1)'
excel_file['G1'] = '= SUM(A1:E1)'
excel_file['F3'] = 'Sum(A3 to E3)'
excel_file['G3'] = '= AVERAGE(A3:E3)'
excel_file['F5'] = 'Product(A5 to E5)'
excel_file['G5'] = '= PRODUCT(A5:E5)'
excel_file['F7'] = 'Count(A7 to E7)'
excel_file['G7'] = '= COUNT(A7:E7)'
excel.save("D:\\Arithmetic_operations.xlsx")
コードのポイント
このコードでは、1行目・3行目・5行目・7行目にそれぞれ異なる数値セットを入力し、F列に関数の説明ラベル、G列に実際のExcel数式を記述しています。数式は「=」で始める点が重要です。最後にsave()メソッドで指定したパスにxlsxファイルとして保存します。
なお、openpyxlは数式をセルに書き込むだけで、計算自体はExcelでファイルを開いたときに実行されます。そのため、保存直後にPython側で計算結果の値を読み取ることはできません。
実行結果
上記のコードを実行すると、指定した場所にExcelファイルが作成され、次のような結果が得られます。

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