Pythonでサイズkの各ウィンドウに含まれる一意な要素の数を求めるプログラム
数値のリスト nums と整数 k が与えられたとき、サイズ k の各ウィンドウ(連続する k 個の要素)に含まれる異なる数値(ユニークな要素)の個数を順番に求める問題です。
問題の例
たとえば、入力が nums = [2, 2, 3, 3, 4]、k = 2 の場合を考えてみましょう。このとき、各ウィンドウは次のようになります。
- [2, 2] → 一意な要素数は 1(2のみ)
- [2, 3] → 一意な要素数は 2(2と3)
- [3, 3] → 一意な要素数は 1(3のみ)
- [3, 4] → 一意な要素数は 2(3と4)
したがって、出力は [1, 2, 1, 2] となります。
解き方のアプローチ
この問題は「スライディングウィンドウ」という手法を使うことで効率的に解けます。ウィンドウが1つずれるたびに、全体を再カウントするのではなく、入ってくる要素を1つ追加し、出ていく要素を1つ削除するだけです。手順は以下の通りです。
- まず、最初の k 個の要素について、各要素の出現回数を記録した辞書(Counter)を作成します。
- 結果を格納する空のリスト
ansを用意します。 - i を k から nums の末尾まで繰り返します。
- 現在の辞書のサイズ(=一意な要素数)を
ansの末尾に追加します。 - 新しい要素
nums[i]のカウントを +1 します。 - ウィンドウから外れる要素
nums[i - k]のカウントを -1 します。 - そのカウントが 0 になった場合は、辞書から該当キーを削除します(これにより、辞書のサイズが常に「一意な要素数」を正確に表すようになります)。
- 現在の辞書のサイズ(=一意な要素数)を
- ループ終了後、最後のウィンドウの一意な要素数を
ansに追加します。 ansを返します。
この方法では、各要素の追加・削除が O(1) で行えるため、全体の計算量は O(n) となり、毎回ウィンドウごとに集合を作り直す O(n×k) の素朴な実装よりもはるかに高速です。
Pythonでの実装例
from collections import Counter
class Solution:
def solve(self, nums, k):
# 最初のウィンドウの要素をカウント
c = Counter()
for i in range(k):
c[nums[i]] += 1
ans = []
# ウィンドウを1つずつスライドさせながら処理
for i in range(k, len(nums)):
ans.append(len(c)) # 現在の一意な要素数を記録
c[nums[i]] += 1 # 入ってくる要素を追加
c[nums[i - k]] -= 1 # 出ていく要素を減らす
if c[nums[i - k]] == 0:
del c[nums[i - k]] # カウント0なら辞書から削除
ans.append(len(c)) # 最後のウィンドウ分を追加
return ans
ob = Solution()
nums = [2, 2, 3, 3, 4]
print(ob.solve(nums, 2))入力
[2, 2, 3, 3, 4], 2
出力
[1, 2, 1, 2]
まとめ
この実装のポイントは、collections.Counter を使って要素の出現頻度を管理し、カウントが 0 になった要素をこまめに辞書から削除することで、「辞書の長さ=一意な要素数」という関係を常に保っている点です。これにより、大きなデータセットでも効率よくウィンドウごとのユニーク要素数を計算できます。
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