Pythonで葉ノードのリストから最小合計となる木を構築して合計値を求める方法
問題の概要
数値のリスト nums が与えられます。このリストは、ある二分木を中順走査(inorder traversal)した際の葉ノードを表しています。この木には次のようなルールがあります。
- すべての内部ノードは必ず2つの子を持ちます。
- 内部ノードの値は、「左部分木における最大の葉の値」と「右部分木における最大の葉の値」の積になります。
この条件のもとで、ノード値の合計が最小になるような木を構成し、その合計値を求めるのが目的です。
入出力の例
たとえば、入力が nums = [3, 5, 10] の場合、出力は 83 となります。最小の葉「3」に隣接する「5」を掛けて結合し、次に「5」に隣接する「10」を掛けていくことで、合計が最小になる木が得られます。
解法のアプローチ(貪欲法)
この問題は、貪欲法(グリーディー法)を使うことで効率的に解けます。基本的な考え方は、「常に最小の葉を取り除き、隣接する小さい方の葉との積を合計に加算していく」というものです。手順は以下の通りです。
res:= nums の全要素の合計値- nums のサイズが 1 より大きい間、以下を繰り返す
- i := nums の最小要素のインデックス
- left := i > 0 の場合は nums[i - 1]、それ以外は無限大(∞)
- right := i < nums のサイズ - 1 の場合は nums[i + 1]、それ以外は無限大(∞)
- res := res + (left と right のうち小さい方) × nums[i] を加算し、nums から i 番目の要素を削除する
- 最終的な res を返す
端の要素の場合は片側しか隣接要素がないため、反対側を無限大として扱うことで、必ず存在する側の値が選ばれるようになっています。
サンプルコード(Python)
理解を深めるために、以下の実装例を見てみましょう。
class Solution:
def solve(self, nums):
res = sum(nums)
while len(nums) > 1:
i = nums.index(min(nums))
left = nums[i - 1] if i > 0 else float("inf")
right = nums[i + 1] if i < len(nums) - 1 else float("inf")
res += min(left, right) * nums.pop(i)
return res
ob = Solution()
nums = [3, 5, 10]
print(ob.solve(nums))
入力
[3, 5, 10]
出力
83
処理の流れを追ってみる
初期状態の合計は 3 + 5 + 10 = 18 です。
- 1回目:最小値は「3」(インデックス0)。左は無限大、右は 5。合計に 5 × 3 = 15 を加算 → 33
- 2回目:残りは [5, 10]。最小値は「5」。左は無限大、右は 10。合計に 10 × 5 = 50 を加算 → 83
このように、時間計算量 O(n²)、空間計算量 O(n) で最小合計を求めることができます。
-
Pythonでリストの累積和(累積合計)を求める方法
この記事では、リストの累積和(累積合計)を求める問題の解決策について詳しく解説します。問題文あるリストが与えられたとき、各要素までの累積和を格納した新しいリストを作成する必要があります。例えば、[10, 20, 30, 40, 50] というリストが与えられた場合、出力は [10, 30, 60, 100, 150] となります。これは、各位置でそれ以前の要素をすべて足し合わせた値です。実装例それでは、実際の実装を見ていきましょう。# 累積和を求める関数 def Cumulative(l): new = [] cumsum = 0 for element in l:
-
Pythonで配列(リスト)の合計を求める方法をわかりやすく解説
この記事では、配列(リスト)の合計値を求めるという問題に対して、Pythonでの解決策とアプローチをわかりやすく解説します。 問題の定義 配列が入力として与えられたとき、その配列に含まれるすべての要素の合計を計算することを目標とします。 例えば、[1, 2, 3, 4, 5] という配列が与えられた場合、出力は 15 になります。 アプローチ1:ループを使った素朴な方法(総当たり法) 最も基本的な方法は、リストを先頭から順に走査し、各要素を合計用の変数に加算していくやり方です。手順は以下の通りです。 合計を格納する変数を 0 で初期化します。 for ループでリストの各要素を取り出し、順番に