Pythonで再帰を使って連結リストの長さを求める方法
再帰(リカーション)を利用して連結リスト(リンクリスト)の長さを求めるには、まずリンクリストに要素を追加するメソッドと、リストの長さを計算するメソッドを定義します。さらに、長さ計算用のメソッドから呼び出されるヘルパー関数を別途定義するのがポイントです。
以下に具体的な実装例を示します。
サンプルコード
class Node:
def __init__(self, data):
self.data = data
self.next = None
class my_linked_list:
def __init__(self):
self.head = None
self.last_node = None
def add_value(self, my_data):
if self.last_node is None:
self.head = Node(my_data)
self.last_node = self.head
else:
self.last_node.next = Node(my_data)
self.last_node = self.last_node.next
def calculate_length(self):
return self.length_helper_fun(self.head)
def length_helper_fun(self, curr):
if curr is None:
return 0
return 1 + self.length_helper_fun(curr.next)
my_instance = my_linked_list()
my_data = input('Enter elements of the linked list ').split()
for elem in my_data:
my_instance.add_value(int(elem))
print('The length of the linked list is ' + str(my_instance.calculate_length()))実行結果
Enter elements of the linked list 12 45 32 67 88 0 99 The length of the linked list is 7
コードの解説
まず、ノードを表す「Node」クラスを作成します。各ノードはデータ(data)と次のノードへの参照(next)を持ちます。
続いて、必要な属性を持つ「my_linked_list」クラスを定義します。
__init__関数では、先頭ノードを表す「head」と末尾ノードを表す「last_node」を、どちらも「None」で初期化します。
「add_value」メソッドは、リンクリストの末尾に新しいデータを追加するためのメソッドです。リストが空の場合はheadに新ノードを設定し、そうでなければlast_nodeのnextに接続します。
「calculate_length」メソッドは、後述のヘルパー関数を呼び出してリンクリストの長さを取得します。
ヘルパー関数「length_helper_fun」は、再帰処理を行うために定義されています。
この関数は現在のノードがNoneかどうかを判定し、Noneであれば0を返します。それ以外の場合は「1 + 次のノードの再帰結果」を返すことで、リスト全体の長さを算出します。
「my_linked_list」クラスのインスタンスを作成します。
input関数でユーザーから連結リストの要素をスペース区切りで受け取ります。
ループ処理で各要素をadd_valueメソッドによりリストへ追加していきます。
最後にcalculate_lengthメソッドを呼び出し、計算された長さをコンソールに出力します。
再帰処理のポイント
このアルゴリズムでは、ベースケースとして「現在のノードがNone(リストの終端)」を設定し、そこに到達した時点で再帰を停止します。各呼び出しごとに1を加算していくことで、ノードの総数が求まります。
なお、この再帰版の計算量はO(n)、空間計算量も再帰スタックの深さ分だけ必要となるためO(n)となります。非常に長いリストを扱う場合は、Pythonの再帰上限(デフォルトで約1000回)に注意が必要です。そのようなケースでは、while文を使った反復処理の方が安全です。
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