【初心者向け】Pythonでラップタイマーを作成する方法を解説
Pythonを使ってストップウォッチのような「ラップタイマー」を作成するには、標準ライブラリの time モジュールが便利です。この記事では、Enterキーを押すたびにラップ時間を計測し、Ctrl+Cで計測を終了できるシンプルなラップタイマーの実装方法を、サンプルコードとともにわかりやすく解説します。
ラップタイマーの仕組み
基本的な仕組みは以下のとおりです。
- あらかじめラップ数は固定せず、無限ループで計測を続ける
- try-exceptブロックを使い、Ctrl+C(KeyboardInterrupt)で安全に終了する
- 現在時刻と開始時刻・前回ラップ時刻の差分から、合計時間とラップ時間を算出する
サンプルコード
以下がラップタイマーの実装例です。
import time
start_time = time.time()
end_time = start_time
lap_num = 1
print("ENTERキーを押すとラップを計測します。")
print("CTRL+Cで終了します")
try:
while True:
input()
time_laps = round((time.time() - end_time), 2)
tot_time = round((time.time() - start_time), 2)
print("Lap No. " + str(lap_num))
print("Total Time: " + str(tot_time))
print("Lap Time: " + str(time_laps))
print("*" * 20)
end_time = time.time()
lap_num += 1
except KeyboardInterrupt:
print("終了します!")実行結果
実際にプログラムを実行すると、次のようにコンソールへ出力されます。
ENTERキーを押すとラップを計測します。 CTRL+Cで終了します Lap No. 1 Total Time: 1.77 Lap Time: 1.77 ******************** Lap No. 2 Total Time: 3.52 Lap Time: 1.75 ******************** 終了します!
コードの解説
各処理の流れを順番に見ていきましょう。
まず、時間計測に必要な
timeモジュールをインポートします。開始時刻(
start_time)、直近のラップ時刻(end_time)、ラップ数(lap_num)を初期化して定義します。ユーザーがEnterキーを押すと、
input()が入力を受け取り、そのタイミングで計測が進みます。tryブロック内では、現在時刻と
end_timeの差分を計算し、直前のラップからの経過時間(ラップタイム)を求めます。同様に、現在時刻と
start_timeの差分から、計測開始からの合計時間も算出しています。これにより、現在のラップ数・合計時間・ラップタイムの3つの情報が得られます。
得られた結果は、コンソールに出力され、区切り線として「*」が20個表示されます。
最後に
end_timeを現在時刻で更新し、ラップ数を1つ増やして次の計測に備えます。Ctrl+Cが押されると
KeyboardInterrupt例外が発生し、exceptブロック内の「終了します!」というメッセージが表示されてプログラムが終了します。
ポイントまとめ
time.time() は1970年1月1日からの経過秒数を返す関数で、2つの時点の差分を取ることで簡単に経過時間を測定できます。round() 関数で小数第2位に丸めることで、見やすい表示になります。また、無限ループとtry-exceptを組み合わせることで、ユーザーの任意のタイミングで安全に終了できる点がこのプログラムのポイントです。ストップウォッチアプリや作業時間の計測ツールなど、さまざまな場面に応用できますので、ぜひ試してみてください。
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