Tkinterのファイルダイアログにフォーカスを与える方法
Pythonの標準GUIツールキットであるTkinterを使えば、機能豊富なデスクトップアプリケーションを簡単に構築できます。Tkinterには多数のパッケージや関数が用意されており、それぞれ異なる目的で活用されます。中でもfiledialogパッケージを利用すると、ローカルマシン上のファイルシステムとやり取りできるようになり、システム内の任意のファイルへアクセスしてCRUD操作(作成・読み込み・更新・削除)を実行できます。
ファイルダイアログにフォーカスを与えるポイント
ファイルダイアログにフォーカスを与えるには、ダイアログに関連付ける親ウィンドウを用意するのがポイントです。メインウィンドウが最上位で定義されている場合、それに関連付けられたウィジェットは自動的に他のウィジェットよりも前面に配置され、フォーカスを受け取ります。
さらに確実にフォーカスを制御したい場合は、askopenfilename()などのダイアログ関数にparent引数で親ウィンドウを明示的に指定しましょう。これにより、アプリケーションの他のウィンドウが背後に回り込み、ダイアログが常に手前に表示されるようになります。
コード例
以下の例では、クリックするとローカルシステムからファイルを選択できるダイアログボックスを開くボタンを作成しています。
# tkinterライブラリをインポート
from tkinter import *
from tkinter import filedialog
from PIL import Image, ImageTk
# tkinterフレームのインスタンスを作成
win = Tk()
# ウィンドウのサイズを設定
win.geometry("700x350")
# ウィンドウのタイトルを設定
win.title("File Explorer")
# ファイルダイアログを開く関数を定義
def open_file():
win.filename = filedialog.askopenfilename(
title="Select the file",
parent=win,
filetypes=(("jpg files", "*.jpg"), ("all files", "*.*"))
)
# ボタンウィジェットを作成
b1 = Button(win, text="Open", command=open_file)
b1.place(relx=.5, rely=.5, anchor=CENTER)
win.mainloop()
このコードでは、parent=winを指定することで、ダイアログが必ずメインウィンドウの前面に表示されるようになっています。また、filetypes引数を指定することで、ダイアログ上で選択可能なファイルの種類(拡張子)を絞り込むこともできます。
実行結果
上記のコードを実行すると、「Open」ボタンが中央に配置されたウィンドウが表示されます。

ボタンをクリックするとファイル選択用のダイアログボックスが開き、ユーザーはローカルシステム上のファイルを選択できるようになります。

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