Javaは多次元配列をサポートしている?実態は「配列の配列」
結論:Javaに真の多次元配列は存在しない
結論から言うと、Javaは厳密な意味での多次元配列をサポートしていません。その代わりにJavaが提供しているのは、「配列の配列(array of arrays)」という仕組みです。
- Javaで扱えるのは、あくまで「配列の配列」です。
- Javaにおける二次元配列とは、実体としては一次元配列を要素として持つ配列にすぎません。
二次元配列の宣言例
int[][] arr = new int[2][4];
このコードは、長さ4のint型一次元配列への参照を2つ持つ配列を生成します。見た目上は2行4列の表のように扱えますが、内部的には独立した配列が入れ子になっているだけです。
要素へのアクセス方法
- 式
arr[i]は、i番目の一次元配列そのものを選択します。 - さらに式
arr[i][j]は、その選択された配列の中からj番目の要素を取り出します。 - 各次元のインデックスは 0 から始まり、その次元における配列の長さ(length)マイナス1までの範囲で指定できます。
注意点:配列のサイズは固定される
- Javaには、配列全体を一括して代入するような配列代入演算子は存在しません。
- 配列は一度メモリ上に確保(アロケート)されると、その次元数と各次元のサイズは固定され、後から変更することはできません。
補足:「配列の配列」ならではの柔軟性
この仕組みにはメリットもあります。各行が独立した配列であるため、行ごとに長さの異なる「ジャグ配列(不規則配列)」を作成できる点です。例えば、三角形のデータや可変長の行を持つ表など、正方形でない構造も自然に表現できます。
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