【Java】メソッドローカル内部クラスはローカルfinal変数にアクセスできるのか?
結論から言うと、メソッドローカル内部クラス(メソッド内ローカルクラス)からローカルfinal変数にアクセスすることは可能です。これは、final変数がヒープ領域に格納され、メソッドローカル内部クラスのオブジェクトが生存している間は値が保持され続けるためです。
メソッドローカル内部クラスとは
- ローカル内部クラスのインスタンスは、メソッドの引数として渡したり、戻り値として返したりすることもでき、有効なスコープ内であれば自由に利用できます。
- メソッドローカル内部クラスの唯一の制限は、外部のローカル変数にアクセスする際、その変数が final として宣言されている必要があるという点です。
- ローカル変数を扱うメソッドは、ローカル内部クラスが宣言された外側のメソッドの実行終了後にも呼び出される可能性があります。その時点ではスタック上のローカル変数はすでに消滅し、値を保持していないためです。
- この問題を回避するには、ローカル内部クラスのオブジェクトを生成する前に値を確定させておく必要があります。必要であれば、非finalの変数を別のfinal変数にコピーし、そのfinal変数をローカル内部クラスから参照させる方法もあります。
サンプルコード
class MainClassTest {
private int x = 10;
public void sampleMethod() {
final int y = 20;
class MethodLocalInnerClassTest {
public void accessMainClassVar() {
System.out.println(x);
// final変数へのアクセス
System.out.println(y);
}
}
MethodLocalInnerClassTest inner = new MethodLocalInnerClassTest();
inner.accessMainClassVar();
}
}
// Test.java
public class Test {
public static void main(String args[]) {
MainClassTest test = new MainClassTest();
test.sampleMethod();
}
}
実行結果
10
20
この例では、メソッドローカル内部クラス MethodLocalInnerClassTest の中から、外側クラスのインスタンス変数 x と、メソッド内で宣言されたfinal変数 y の両方にアクセスしています。
補足:実質的にfinalな変数について
なお、Java 8以降では、宣言後に一度も再代入されていない「実質的にfinal(effectively final)」なローカル変数であれば、明示的にfinalを付けていなくてもローカル内部クラスやラムダ式からアクセスできるようになりました。ただし、一度でも値を変更した変数はコンパイルエラーとなるため注意が必要です。
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