JavaのThreadクラスのjoin()メソッドとは?使い方と動作を実例で解説
joinメソッドは、現在実行中のスレッドに対して、「joinが呼び出されたスレッドが終了するまで待機する」よう指示するための機能です。このメソッドを呼び出すと、呼び出し元のスレッドは、対象スレッドの処理が完全に終了するまでブロックされます。複数のスレッドの実行順序を制御したい場合に役立つ、重要なメソッドです。
構文
final void join() throws InterruptedException
join()には、待機時間を指定できるオーバーロード版も用意されています。
- join(long millis) … 指定したミリ秒だけ待機し、時間内にスレッドが終了しなくても処理を再開します。
- join(long millis, int nanos) … ミリ秒+ナノ秒の精度で待機時間を指定できます。
サンプルコード
public class Demo extends Thread {
public void run(){
System.out.println("sample ");
try{
Thread.sleep(10);
}
catch (InterruptedException ie){
}
System.out.println("only ");
}
public static void main(String[] args){
Demo my_obj_1 = new Demo();
Demo my_obj_2 = new Demo();
my_obj_1.start();
System.out.println("1つ目のオブジェクトを作成し、開始しました");
try{
System.out.println("tryブロック内で、1つ目のオブジェクトに対してjoin関数を呼び出します");
my_obj_1.join();
}
catch (InterruptedException ie){
}
System.out.println("2つ目のオブジェクトを開始しました");
my_obj_2.start();
}
}実行結果
1つ目のオブジェクトを作成し、開始しました tryブロック内で、1つ目のオブジェクトに対してjoin関数を呼び出します sample only 2つ目のオブジェクトを開始しました sample only
コードの解説
このコードでは、DemoクラスがThreadクラスを継承しています。run()メソッド内にはtry-catchブロックが定義されており、tryブロックでsleep()メソッドを呼び出し、catchブロックは空のままとなっています。
main()メソッドでは、Demoクラスのインスタンスを2つ生成しています。まず1つ目のオブジェクトをstart()で起動し、続けてjoin()を呼び出します。これにより、メインスレッドは1つ目のスレッドが終了するまで待機することになります。そのため、出力結果を見ると「sample」「only」が先に表示され、その後で2つ目のオブジェクトが開始されているのが分かります。
もしjoin()を使用しなければ、2つのスレッドは並行して実行されるため、出力順序は実行のたびに変わる可能性があります。join()を使うことで、スレッドの終了を確実に待ち合わせ、実行順序を制御できるのです。
ポイントまとめ
- join()を呼び出すと、呼び出し元のスレッドは対象スレッドの終了を待機する
- 待機中に割り込みが発生するとInterruptedExceptionがスローされるため、try-catchでの例外処理が必要
- スレッドの実行順序を保証したい場面で特に有効
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