【Java】JListの各項目にツールチップテキストを表示する方法を解説
JListはJComponentクラスのサブクラスであり、オブジェクトのリストを表示して、ユーザーが1つまたは複数の項目を選択できるようにするためのSwingコンポーネントです。JListはListSelectionListenerインターフェースを利用でき、その抽象メソッドであるvalueChanged()を実装する必要があります。
また、JToolTipクラスはコンポーネント上にテキストやヒント(Tip)を表示するために使用されます。リストの各項目ごとに個別のツールチップテキストを設定したい場合は、getToolTipText()メソッドをオーバーライドすることで実現できます。このメソッド内でマウスカーソルの位置から該当する項目のインデックスを取得し、その項目に応じたツールチップテキストを返すのがポイントです。
実装例
以下のコードでは、無名内部クラスを使ってJListを拡張し、getToolTipText(MouseEvent)をオーバーライドしています。locationToIndex()メソッドでマウス位置に対応するインデックスを取得し、その項目に合わせたツールチップを動的に生成します。なお、ツールチップを有効化するためにsetToolTipText("")を呼び出すことを忘れないようにしましょう。
import java.awt.*;
import java.awt.event.*;
import javax.swing.*;
import java.util.*;
public class JListTooltipTest extends JFrame {
private Vector vector;
public JListTooltipTest() {
setTitle("JListTooltip Test");
setLayout(new FlowLayout());
vector = new Vector();
for (int i = 1; i < 15; i++) {
vector.addElement("Item #" + i);
}
final JList list = new JList(vector) {
@Override
public String getToolTipText(MouseEvent me) {
int index = locationToIndex(me.getPoint());
if (index > -1) {
String item = (String) getModel().getElementAt(index);
return "Tooltip for " + item;
}
return null;
}
};
list.setToolTipText("");
add(new JScrollPane(list));
setSize(375, 250);
setDefaultCloseOperation(JFrame.EXIT_ON_CLOSE);
setLocationRelativeTo(null);
setVisible(true);
}
public static void main(String[] args) {
new JListTooltipTest();
}
}実行結果
プログラムを実行すると、リストの各項目にマウスカーソルを合わせた際に、その項目専用のツールチップテキストが表示されます。項目ごとに異なる説明文を表示したい場合にも、この手法を応用することで柔軟に対応できます。

ポイントまとめ
- JListの
getToolTipText(MouseEvent)をオーバーライドして、マウス位置から項目インデックスを取得する locationToIndex()とgetModel().getElementAt()を組み合わせて、該当項目の情報を取得する- ツールチップ機能を有効にするため、必ず
setToolTipText("")を呼び出す
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