JavaでJLabelのテキストを回転させる方法をわかりやすく解説
JLabelはJComponentクラスのサブクラスであり、GUI上にテキストによる説明や情報を表示するためのコンポーネントです。JLabelは1行の読み取り専用テキスト、画像、あるいはテキストと画像の両方を表示できます。また、PropertyChangeListenerインターフェースを明示的に登録して、プロパティの変更を監視することも可能です。
デフォルトでは、JLabelのテキストは水平方向に表示されます。しかし、paintComponent()メソッド内でGraphics2Dクラスのrotate()メソッドを実装することで、JLabelのテキストを自由な角度で回転させて表示できます。
rotate()メソッドの構文
public abstract void rotate(double theta, double x, double y)
パラメータの説明
- theta: 回転角度(ラジアン単位で指定します)
- x, y: 回転の原点となる座標
JLabelテキストを回転させるサンプルコード
以下の例では、JLabelを継承したカスタムクラス「RotateLabel」を作成し、paintComponent()メソッドをオーバーライドしてテキストを回転させています。
import java.awt.*;
import java.awt.geom.*;
import javax.swing.*;
public class RotateJLabelTest extends JFrame {
public RotateJLabelTest() {
setTitle("Rotate JLabel");
JLabel label = new RotateLabel("TutorialsPoint");
add(label, BorderLayout.CENTER);
setSize(400, 300);
setDefaultCloseOperation(EXIT_ON_CLOSE);
setLocationRelativeTo(null);
setVisible(true);
}
private class RotateLabel extends JLabel {
public RotateLabel(String text) {
super(text);
Font font = new Font("Verdana", Font.ITALIC, 10);
FontMetrics metrics = new FontMetrics(font){};
Rectangle2D bounds = metrics.getStringBounds(text, null);
setBounds(0, 0, (int) bounds.getWidth(), (int) bounds.getHeight());
}
@Override
public void paintComponent(Graphics g) {
Graphics2D gx = (Graphics2D) g;
gx.rotate(0.6, getX() + getWidth()/2, getY() + getHeight()/2);
super.paintComponent(g);
}
}
public static void main(String[] args) {
new RotateJLabelTest();
}
}コードのポイント
- RotateLabelクラス:JLabelを継承した内部クラスで、コンストラクタ内でフォントを設定し、テキストの幅と高さからコンポーネントのサイズを計算しています。
- paintComponent()のオーバーライド:GraphicsオブジェクトをGraphics2Dにキャストし、rotate()メソッドを使ってコンポーネントの中心を基準に0.6ラジアン(約34度)回転させています。
- super.paintComponent(g)の呼び出し:回転を適用した後に親クラスの描画処理を呼び出すことで、テキストが回転した状態で描画されます。
実行結果
このプログラムを実行すると、「TutorialsPoint」というテキストが斜めに傾いた状態で画面中央に表示されます。

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