JavaのHashMapに重複キーを追加するとどうなる?putメソッドの動作を解説
HashMapは、Mapインターフェースを実装するクラスの一つで、内部的にはハッシュテーブルを基盤として動作します。null値やnullキーも許容できるのが特徴です。
HashMapオブジェクトにはキーと値のペア(エントリ)を格納できます。格納後は、キーを指定することで対応する値を取得できます。ただし、キーとして使用する値は一意(ユニーク)である必要があります。
重複キーを追加した場合の動作
putメソッドは、指定したキーに値を関連付ける役割を持ちます。つまり、すでに存在するキーを持つキー・バリューのペアを追加すると、既存のキーの値が新しい値で上書き(置き換え)されます。エラーが発生したり、同じキーのエントリが複数登録されたりすることはありません。
なお、putメソッドは戻り値として、置き換え前の古い値を返します。キーが存在しなかった場合はnullが返されるため、この戻り値を利用すると「新規追加か更新か」を判定することも可能です。
サンプルコード
import java.util.HashMap;
import java.util.Iterator;
import java.util.Map;
public class DuplicatesInHashMap {
public static void main(String args[]) {
HashMap<String, Long> map = new HashMap<String, Long>();
map.put("Krishna", 9000123456L);
map.put("Rama", 9000234567L);
map.put("Sita", 9000345678L);
map.put("Bhima", 9000456789L);
map.put("Yousuf ", 9000456789L);
System.out.println("Values Stored . . . . . .");
//Retrieving the values of a Hash map
Iterator it1 = map.entrySet().iterator();
System.out.println("Contents of the hashMap are: ");
while(it1.hasNext()){
Map.Entry <String, Long> ele = (Map.Entry) it1.next();
System.out.print(ele.getKey()+" : ");
System.out.print(ele.getValue());
System.out.println();
}
map.put("Bhima", 0000000000L);
map.put("Rama", 0000000000L);
//Retrieving the values of a Hash map
Iterator it2 = map.entrySet().iterator();
System.out.println("Contents of the hashMap after inserting new key-value pair: ");
while(it2.hasNext()){
Map.Entry <String, Long> ele = (Map.Entry) it2.next();
System.out.print(ele.getKey()+" : ");
System.out.print(ele.getValue());
System.out.println();
}
}
}
実行結果
Values Stored . . . . . . Contents of the hashMap are: Yousuf : 9000456789 Krishna : 9000123456 Sita : 9000345678 Rama : 9000234567 Bhima : 9000456789 Contents of the hashMap after inserting new key-value pair: Yousuf : 9000456789 Krishna : 9000123456 Sita : 9000345678 Rama : 0 Bhima : 0
この実行結果から、次のことが確認できます。
- 最初の段階では、5つのキー・バリューのペアがそのまま格納されている。
- 既存のキー「Bhima」と「Rama」に対して再度putメソッドを呼び出しても、エントリの総数は5つのままで増えていない。
- 「Bhima」と「Rama」の値だけが新しい値「0」に置き換わっている。
これは、HashMapでは各キーが常に一意に保たれる仕組みになっているためです。重複したキーでの追加操作は、新しいエントリの挿入ではなく既存エントリの値の更新として処理されます。この特性を理解しておくと、意図しないデータの上書きを防ぎ、HashMapをより安全に活用できます。
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