値を指定してHashMapからキーを取得するJavaプログラムの書き方
本記事では、値を指定してHashMapから対応するキーを取得する方法を解説します。JavaのHashMapとは、Mapインターフェースをハッシュテーブルベースで実装したクラスで、キーと値のペア(エントリー)を管理するコレクションです。通常はキーから値を取り出しますが、逆に値からキーを検索したいというケースも少なくありません。
以下に、今回実装する内容の具体例を示します。
入力例:
入力HashMap: {Java=8, Scala=5, Python=15}
検索する値: 8期待される出力:
値 8 に対応するキー: Java
アルゴリズム
ステップ1 - 処理を開始する ステップ2 - 必要な変数を宣言する ステップ3 - 格納する値を定義する ステップ4 - StringとIntegerを扱うHashMapを作成し、putメソッドで要素を追加する ステップ5 - 検索対象となる値を定義する ステップ6 - entrySet()でHashMapの全エントリーを反復処理し、指定した値を持つエントリーを探す ステップ7 - 一致するエントリーが見つかったら、breakでループを抜ける ステップ8 - 見つかったキーを表示する ステップ9 - 処理を終了する
例1:mainメソッド内にすべて記述するパターン
ここでは、すべての処理をmainメソッドの中にまとめて実装します。
import java.util.HashMap;
import java.util.Map.Entry;
public class Demo {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("必要なパッケージをインポートしました");
HashMap<String, Integer> input_map = new HashMap<>();
input_map.put("Scala", 5);
input_map.put("Java", 8);
input_map.put("Python", 15);
System.out.println("HashMapの内容: " + input_map);
Integer key = 8;
for(Entry<String, Integer> entry : input_map.entrySet()) {
if(entry.getValue().equals(key)) {
System.out.println("\n値 " + key + " に対応するキーは " + entry.getKey() + " です");
break;
}
}
}
}実行結果
必要なパッケージをインポートしました
HashMapの内容: {Java=8, Scala=5, Python=15}
値 8 に対応するキーは Java です例2:オブジェクト指向スタイルでメソッドに分離するパターン
続いて、検索処理を独立したメソッドとして切り出し、オブジェクト指向プログラミングらしい構造に整理します。
import java.util.HashMap;
import java.util.Map.Entry;
public class Demo {
static void getKeyByValue(HashMap<String, Integer> input_map, Integer key){
for(Entry<String, Integer> entry : input_map.entrySet()) {
if(entry.getValue().equals(key)) {
System.out.println("\n値 " + key + " に対応するキーは " + entry.getKey() + " です");
break;
}
}
}
public static void main(String[] args) {
System.out.println("必要なパッケージをインポートしました");
HashMap<String, Integer> input_map = new HashMap<>();
input_map.put("Scala", 5);
input_map.put("Java", 8);
input_map.put("Python", 15);
System.out.println("HashMapの内容: " + input_map);
Integer key = 8;
getKeyByValue(input_map, key);
}
}実行結果
必要なパッケージをインポートしました
HashMapの内容: {Java=8, Scala=5, Python=15}
値 8 に対応するキーは Java です補足:Integer同士の比較にはequals()を使う
ラッパークラスであるIntegerを「==」演算子で比較すると、-128〜127の範囲内の値はキャッシュされるため動作しますが、範囲外の値では意図どおりに判定されないことがあります。安全に比較するためには、上記サンプルのようにequals()メソッドを使用することをおすすめします。
また、HashMapでは異なるキーが同じ値を持つことが許されています。そのため、値からキーを検索する場合は、複数のキーが該当する可能性がある点にも注意しましょう。該当するキーをすべて取得したい場合は、breakせずにループを継続し、条件に一致する要素をすべて収集するように実装します。
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