Javaの正規表現における「[^...]」(否定文字クラス)の使い方
Javaの正規表現における部分式(メタ文字)「[^...]」は、括弧内に含まれていない任意の1文字にマッチする否定文字クラスです。通常の文字クラス「[...]」が括弧内のいずれかの文字にマッチするのに対し、先頭に「^」を付けることで意味が反転し、指定した文字以外にマッチします。
例1:特定の文字以外の出現回数をカウントする
次の例では、「h」「w」「t」「y」「o」「u」「p」「i」以外の文字が入力文字列にいくつ含まれているかを数えています。
import java.util.regex.Matcher;
import java.util.regex.Pattern;
public class SpecifiedCharacters {
public static void main(String args[]) {
String regex = "[^hwtyoupi]";
String input = "Hi how are you welcome to Tutorialspoint";
Pattern p = Pattern.compile(regex);
Matcher m = p.matcher(input);
int count = 0;
while (m.find()) {
count++;
}
System.out.println("マッチ数: " + count);
}
}実行結果
マッチ数: 21
このように、「[^hwtyoupi]」はリスト外のすべての文字(スペースや大文字の「H」なども含む)を1文字ずつカウントします。
例2:英字を含まない文字列を抽出する
次のJavaプログラムは、ユーザーから5つの文字列を受け取り、その中から英字(a〜z、A〜Z)を一切含まない文字列だけを出力します。
import java.util.Scanner;
import java.util.regex.Matcher;
import java.util.regex.Pattern;
public class RegexExample {
public static void main(String args[]) {
String regex = "^.*[^a-zA-Z].*$";
Scanner sc = new Scanner(System.in);
System.out.println("5つの文字列を入力してください:");
String input[] = new String[5];
for (int i = 0; i < 5; i++) {
input[i] = sc.nextLine();
}
// Patternオブジェクトの生成
Pattern p = Pattern.compile(regex);
System.out.println("英字を含まない文字列:");
for (int i = 0; i < 5; i++) {
// Matcherオブジェクトの生成
Matcher m = p.matcher(input[i]);
if (m.find()) {
System.out.println(m.group());
}
}
}
}実行結果
5つの文字列を入力してください: 1234*5 *&% sample test data23 英字を含まない文字列: 1234*5 *&%
ここで使用している正規表現「^.*[^a-zA-Z].*$」は、「行全体の中に少なくとも1つ、英字以外の文字が含まれる」という条件を表しています。「sample」「test」のように英字のみで構成された文字列はマッチせず、「1234*5」や「*&%」のような数字・記号を含む文字列だけが出力されます。
ポイントまとめ
- 「[abc]」→ a、b、c のいずれか1文字にマッチ
- 「[^abc]」→ a、b、c 以外の任意の1文字にマッチ
- 「^」は文字クラスの先頭にある場合のみ否定の意味になり、それ以外の場所では行頭を表すアンカーとして機能する
- 範囲指定(例:「[^a-zA-Z0-9]」)と組み合わせることで、特定の種類の文字を除外できる
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