【Java】正規表現の\Eメタ文字とは?\Qと組み合わせたエスケープ方法を解説
\Eメタ文字の基本的な役割
正規表現におけるサブ表現(メタ文字)「\E」は、\Qによって開始された引用(クォート)を終了させる役割を持っています。つまり、\Qと\Eの間にメタ文字を挟むことで、正規表現内のメタ文字をエスケープ(特殊な意味の無効化)することができます。
例えば、正規表現 [aeiou] は、母音(a・e・i・o・u)を含む文字列にマッチします。
サンプルコード1:通常の正規表現の場合
import java.util.Scanner;
import java.util.regex.Matcher;
import java.util.regex.Pattern;
public class SampleProgram {
public static void main( String args[] ) {
String regex = "[aeiou]";
Scanner sc = new Scanner(System.in);
System.out.println("Enter input string: ");
String input = sc.nextLine();
// Patternオブジェクトの生成
Pattern pattern = Pattern.compile(regex);
Matcher matcher = pattern.matcher(input);
if(matcher.find()) {
System.out.println("Match occurred");
} else {
System.out.println("Match not occurred");
}
}
}実行結果
Enter input string: sample Match occurred
入力された「sample」という文字列には母音が含まれているため、パターンにマッチします。
\Qと\Eで囲んだ場合の動作
しかし、同じ表現を\Q[aeiou]\Eのように\Qと\Eで囲むと、挙動が変化します。この場合、指定された文字列の中に「[aeiou]」という文字の並びそのものが存在するかどうかを判定するようになります。
つまり、\Qと\Eの間にあるメタ文字は特別な意味を失い、単なる通常の文字(リテラル)として扱われるのです。
サンプルコード2:\Qと\Eを使用した場合
import java.util.Scanner;
import java.util.regex.Matcher;
import java.util.regex.Pattern;
public class SampleProgram {
public static void main( String args[] ) {
String regex = "\\Q[aeiou]\\E";
Scanner sc = new Scanner(System.in);
System.out.println("Enter input string: ");
String input = sc.nextLine();
// Patternオブジェクトの生成
Pattern pattern = Pattern.compile(regex);
Matcher matcher = pattern.matcher(input);
if(matcher.find()) {
System.out.println("Match occurred");
} else {
System.out.println("Match not occurred");
}
}
}実行結果1:母音のみを含む文字列の場合
Enter input string: sample Match not occurred
「sample」という文字列には「[aeiou]」という文字の並び自体が含まれていないため、マッチしません。
実行結果2:「[aeiou]」という文字列を含む場合
Enter input string: The letters [aeiou] are vowels in English alphabet Match occurred
入力文字列の中に「[aeiou]」という文字の並びがそのまま含まれているため、今度はマッチします。
まとめ
- \Q〜\E:間に挟まれたすべての文字をリテラル(通常の文字)として扱う
- \E:\Qで開始された引用を終了させる
このように、\Qと\Eを活用すればメタ文字の意味を簡単に無効化できます。特に、ユーザー入力など外部から取得した文字列を正規表現パターンの一部として安全に埋め込みたい場合に非常に便利な機能です。
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