Java正規表現の独占量指定子「X?+」メタ文字の使い方
Javaの正規表現における独占量指定子(Possessive Quantifier)X?+は、直前の要素Xが「1回だけ出現する」か「まったく出現しない」場合にマッチします。通常の量指定子「?」と似た働きをしますが、最大の特徴はバックトラック(巻き戻し)を行わないという点です。そのため、マッチング処理が高速になり、意図しないマッチの再試行を防ぐことができます。
動作のポイント
この例ではパターン「T?+」を使用しています。入力文字列内の各位置で、「T」があればそれにマッチし、なければ空文字列にマッチします。その結果、入力文字列のすべてのインデックス位置でマッチが検出されます。
サンプルコード
package com.tutorialspoint;
import java.util.regex.Matcher;
import java.util.regex.Pattern;
public class PossesiveQuantifierDemo {
private static final String REGEX = "T?+";
private static final String INPUT = "abcdTatW";
public static void main(String[] args) {
// パターンを生成
Pattern pattern = Pattern.compile(REGEX);
// マッチャーオブジェクトを取得
Matcher matcher = pattern.matcher(INPUT);
while(matcher.find()) {
// マッチした開始インデックスを出力
System.out.println("Match String start(): "+matcher.start());
}
}
}
実行結果
Match String start(): 0 Match String start(): 1 Match String start(): 2 Match String start(): 3 Match String start(): 4 Match String start(): 5 Match String start(): 6 Match String start(): 7 Match String start(): 8
結果の解説
入力文字列「abcdTatW」は9文字あるため、インデックス0〜8の各位置でマッチが発生しています。特に注目すべきはインデックス4で、ここでは実際に文字「T」にマッチしています。それ以外の位置では「T」が存在しないため、空文字列(長さ0のマッチ)としてマッチしています。このように、独占量指定子「?+」は「Xがあってもなくてもよい」という条件を、バックトラックなしで効率的に処理できる便利なメタ文字です。
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