OpenCV×Javaでカスタムカラーマップを適用する方法を徹底解説
OpenCVには、グレースケール画像に色をつけて視覚的に分かりやすく変換できる「カラーマップ」機能が用意されています。本記事では、JavaでOpenCVを使用し、applyColorMap()メソッドによってカスタムカラーマップを画像へ適用する手順を、サンプルコード付きでわかりやすく解説します。
applyColorMap()メソッドとは
Imgprocクラスが提供するapplyColorMap()メソッドは、指定したカラーマップを対象画像に適用するためのメソッドです。このメソッドには、主に以下のパラメータを渡します。
- ソース画像と出力画像を表す2つのMatオブジェクト
- 適用したいカラーマップの種類を表す整数値
利用可能なカラーマップ一覧
第3引数には、OpenCVが定義している以下のカラーマップ定数を指定できます。
- COLORMAP_AUTUMN(秋)
- COLORMAP_BONE(骨)
- COLORMAP_COOL(クール)
- COLORMAP_HOT(ホット)
- COLORMAP_HSV(HSV)
- COLORMAP_JET(ジェット)
- COLORMAP_OCEAN(オーシャン)
- COLORMAP_PARULA(パルーラ)
- COLORMAP_PINK(ピンク)
- COLORMAP_RAINBOW(レインボー)
- COLORMAP_SPRING(スプリング)
- COLORMAP_SUMMER(サマー)
- COLORMAP_WINTER(ウィンター)
実装例:COLORMAP_PINKを適用するサンプルコード
ここでは、画像を読み込み、COLORMAP_PINKを適用して結果を保存する具体的なコード例を紹介します。
import org.opencv.core.Core;
import org.opencv.core.Mat;
import org.opencv.imgcodecs.Imgcodecs;
import org.opencv.imgproc.Imgproc;
public class CustomColorMaps {
public static void main(String args[]) {
// OpenCVのコアライブラリを読み込む
System.loadLibrary(Core.NATIVE_LIBRARY_NAME);
// ファイルから画像を読み込み、Matオブジェクトに格納する
String file = "D:\\images\\cat.jpg";
Mat src = Imgcodecs.imread(file);
// 結果を格納するための空のMatオブジェクトを作成する
Mat dst = new Mat();
// 画像にカラーマップを適用する
Imgproc.applyColorMap(src, dst, Imgproc.COLORMAP_PINK);
// 処理結果の画像を書き出す
Imgcodecs.imwrite("D:\\images\\color_map.jpg", dst);
System.out.println("Image processed");
}
}
処理の流れのポイント
- System.loadLibrary()でOpenCVネイティブライブラリを必ず最初に読み込みます。
- Imgcodecs.imread()で入力画像をMat形式として取得します。
- applyColorMap()の第3引数を変更するだけで、別のカラーマップに簡単に切り替えられます。
- Imgcodecs.imwrite()により、変換後の画像をファイルとして保存します。
入力画像
今回の例では、次の猫の画像を入力として使用しています。

実行結果
上記のプログラムを実行すると、ピンク系のカラーマップが適用された以下のような出力画像が生成されます。コンソールには「Image processed」と表示され、処理の完了が確認できます。

このように、applyColorMap()メソッドを使えば、わずか数行のコードで画像に多彩な色表現を加えることができます。医療画像やヒートマップの可視化など、さまざまな用途に応じて最適なカラーマップを選択してみてください。
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