Java 9のjdeprscanツールとは?使い方とオプションを徹底解説
jdeprscanツールは、クラス・アーカイブ(JARファイル)・フォルダを対象に静的解析を実行し、非推奨(deprecated)としてマークされたAPI要素を検出するためのコマンドラインツールです。
なお、このツールが検出できるのはJava SEで非推奨とマークされた項目のみであり、サードパーティ製ライブラリなどでマークされた項目は検出できない点に注意してください。
また、解析対象のクラス(またはクラス群)が依存しているすべてのクラスは、コンパイル時および実行時に利用可能である必要があります。依存クラスが見つからない場合、このツールは「cannot find a class」というエラーメッセージとともに、利用できないクラスの一覧を出力します。
jdeprscanツールの基本構文
jdeprscan [options] {dir | jar | class}「jdeprscan」コマンドは「jmods\jdk.jdeps.jmod」モジュールファイルによって提供されており、JDK 9、10、11では「lib\modules」のJImageファイルにリンクされた形で利用できます。
jdeprscanで使える主なオプション
Options:
--class-path PATH
--for-removal
--full-version
-? -h --help
-l --list
--release 6|7|8|9|10|11
-v --verbose
--version各オプションの説明
- --class-path PATH:解析対象が依存するクラスを検索するためのクラスパスを指定します。
- --for-removal:将来のリリースで削除が予定されている(forRemoval=true)非推奨APIのみを表示します。
- --full-version:詳細なバージョン情報を出力します。
- -? / -h / --help:ヘルプメッセージを表示します。
- -l / --list:スキャンを行わず、既知の非推奨APIの一覧をそのまま表示します。
- --release 6|7|8|9|10|11:指定したJava SEリリースに含まれる非推奨APIを対象としてスキャンします。
- -v / --verbose:詳細な情報を出力します。
- --version:ツールのバージョン情報を表示します。
jdeprscanを活用することで、アプリケーションが使用している非推奨APIを事前に把握でき、新しいJavaバージョンへの移行計画を立てる際に非常に役立ちます。
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