JavaのThreadクラスで使えるisAlive()メソッドの基本と使い方
isAlive()メソッドとは
isAlive()メソッドは、JavaのThreadクラスに用意されているメソッドの一つで、対象のスレッドが現在「生存(Alive)」しているかどうかを判定するために使用されます。ここでいう生存とは、start()メソッドによってスレッドが起動済みであり、まだ終了していない状態を指します。run()メソッドが呼び出されると、スレッドは一定期間動作した後に実行を停止します。
構文
final Boolean isAlive()
このメソッドは、呼び出し対象のスレッドがまだ実行中で終了していない場合にtrueを返し、それ以外の場合はfalseを返します。
- true … スレッドがstart()済みで、まだ終了していない
- false … まだstart()されていない、またはすでに終了している
サンプルコード
public class Demo extends Thread{
public void run(){
System.out.println("sample ");
try{
Thread.sleep(25);
}
catch (InterruptedException ie){
}
System.out.println("only ");
}
public static void main(String[] args){
Demo my_obj_1 = new Demo();
Demo my_obj_2 = new Demo();
my_obj_1.start();
System.out.println("1つ目のオブジェクトを作成して開始しました");
my_obj_2.start();
System.out.println("2つ目のオブジェクトを作成して開始しました");
System.out.println(my_obj_1.isAlive());
System.out.println("1つ目のオブジェクトに対してisAlive()を呼び出しました");
System.out.println(my_obj_2.isAlive());
System.out.println("2つ目のオブジェクトに対してisAlive()を呼び出しました");
}
}
実行結果
1つ目のオブジェクトを作成して開始しました sample 2つ目のオブジェクトを作成して開始しました sample true 1つ目のオブジェクトに対してisAlive()を呼び出しました true 2つ目のオブジェクトに対してisAlive()を呼び出しました only only
コードの解説
まず、Demoという名前のクラスがThreadクラスを継承しています。クラス内にはrun()メソッドが定義されており、その内部ではtry-catchブロックが使用されています。tryブロックの中ではsleep(25)によって25ミリ秒間スレッドを一時停止させ、catchブロックではInterruptedExceptionを受け取っています(ここでは特に処理を行っていません)。
main()メソッドでは、Demoクラスのインスタンスを2つ生成しています。まず1つ目のオブジェクトをstart()で起動し、続いて2つ目も起動します。その後、isAlive()メソッドを呼び出すことで、各スレッドが実行中(または実行可能状態)かどうかを確認しています。sleepによる停止時間が非常に短いため、isAlive()を呼び出した時点では両方のスレッドがまだ生きており、trueが出力されています。
isAlive()を使う際のポイント
- isAlive()の戻り値は呼び出した瞬間の状態を示すものであり、直後に状態が変化する可能性があります。
- マルチスレッド環境では、出力順序が実行のたびに変わることがあります。これはスレッドスケジューラの動作によるものです。
- スレッドの終了を確実に待ちたい場合は、isAlive()で繰り返し確認するよりも
join()メソッドを使用するのが一般的です。 - isAlive()はデバッグや状態監視に便利ですが、スレッド間の同期制御を目的として使用するのは避けましょう。
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