Javaの非final変数による到達不能ステートメントの挙動をわかりやすく解説
以下は、非final変数を使用した場合に、到達不能ステートメント(到達不能コード)がどのように扱われるかを示すサンプルです。
サンプルコード
class Demo_example {
int a = 2, b = 3;
void display_msg(){
while (a < b){
System.out.println("The first variable is greater than the second");
}
System.out.println("This is an unreachable statement");
}
}
public class Demo{
public static void main(String args[]){
Demo_example my_instance = new Demo_example();
my_instance.display_msg();
}
}
実行結果
「The first variable is greater than the second」が無限に表示され続ける
コードの解説
まず、Demo_exampleというクラスが定義されており、その中で2つのint型変数aとbが初期化されています。ここでのポイントは、これらの変数にfinal修飾子が付いていない、いわゆる「非final変数」であるという点です。
display_msgメソッドでは、while文の条件として「a < b」が評価されます。Javaコンパイラは、非final変数の値は実行時に変更される可能性があるとみなすため、「このループが絶対に終了しない」ということをコンパイル時に断定できません。その結果、while文の後に記述されたSystem.out.println文は到達不能ステートメントとは判断されず、コンパイルエラーも発生しません。
一方、もしaとbがfinal変数として宣言されていた場合は話が変わります。コンパイラは定数畳み込みによって「2 < 3」が常にtrueであることを検出できるため、whileループの後のステートメントは決して実行されない到達不能コードとなり、コンパイル時にエラーが発生します。
もう一つのクラスDemoにはmainメソッドが含まれています。ここではDemo_exampleクラスのインスタンスmy_instanceを生成し、そのインスタンスに対してdisplay_msgメソッドを呼び出して処理を実行しています。
実行時には、aの値(2)がbの値(3)よりも常に小さいため、whileの条件はtrueであり続け、メッセージが無限に出力されます。つまり、while文の後のprintln文に制御が移ることは一切ありません。このように、非final変数を使うことで、論理的には到達不能なコードであってもコンパイルが通ってしまう点に注意が必要です。
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