mysqldumpの出力を圧縮する最適な方法とは?gzip活用のポイントを解説
MySQLの圧縮機能は、クライアントとサーバーの両方が「zlib」圧縮に対応しており、かつクライアント側が圧縮を要求した場合にのみ有効になります。この前提を踏まえた上で、mysqldumpのダンプファイルを効率的に圧縮する方法を見ていきましょう。
mysqldumpにおける圧縮のメリットとデメリット
圧縮を使用する最大の利点は、転送されるデータ(ペイロード)のサイズを削減できることです。
一方で、デメリットとしては、圧縮処理によって計算時間(CPU負荷)が増加する点が挙げられます。
パフォーマンス上の恩恵は、送信される結果セットのサイズに大きく依存します。
さらに、データベースサーバーとクライアント間のネットワーク帯域幅やレイテンシも重要な要素です。結果セットが大きくなるほど、レイテンシも大きくなります。
つまり、帯域幅が狭い環境ほど、圧縮による効果を実感しやすくなります。
ボトルネックを理解して最適化する
システム全体の最大パフォーマンスは、最も小さいボトルネックによって制限されます。そのため、現時点でのネットワーク状況とCPUリソースのバランスを分析することが不可欠です。
理想的に最適化されたデータベースサーバーは、CPUリソースを常に100%近く活用できる状態が望ましく、プロセッサが遊んでいる状態が続くようであれば、計算リソースが無駄になっていると言えます。
mysqldumpでテーブルを再構築する方法
テーブルは、ダンプして再読み込みすることで再構築できます。具体的には、「mysqldump」コマンドでダンプファイルを作成し、mysqlコマンドでそのファイルを再読み込みします。以下のコマンドで実行できます。
mysqldump db_name t1 > dump.sql mysql db_name < dump.sql
大きなダンプファイルをgzipで圧縮して転送する
サイズの大きいmysqldumpファイルを、FTPなどを使って別のシステムへ転送したい場合、時間をかけずに効率的に行うには、以下のコマンドのようにダンプと同時にgzipで圧縮するのがおすすめです。
mysqldump -u root -p database_name | gzip > dump.gz
この方法なら、ダンプ出力をそのままパイプでgzipに渡すため、中間的な巨大なSQLファイルをディスクに保存する必要がなく、ディスク容量の節約にもつながります。転送後は、以下のコマンドで解凍しながらインポートできます。
gunzip < dump.gz | mysql -u root -p database_name
zip圧縮はベストな方法か?
もう一つの方法として、生成済みのダンプファイルの中身をzipで圧縮することも可能ですが、これは必ずしも最良の方法とは言えません。パイプラインでgzipと組み合わせる上記の方法の方が、手順が少なく効率的だからです。
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