MySQL 8.0で新たに導入されたオプションと変数の一覧
MySQL 8.0で新たに追加されたオプション・変数とは
MySQL 8.0では、パフォーマンスの向上や運用管理の柔軟性を高めるために、数多くの新しいオプションおよびシステム変数が導入されました。ここでは、その中から代表的なものを紹介します。各項目には、変数の意味と、追加されたバージョンを併記しています。
ステータス変数(Com_*系)
- Com_clone: 実行されたCLONEステートメントの数を示します。MySQL 8.0.2で追加されました。
- Com_create_role: 実行されたCREATE ROLEステートメントの数を示します。MySQL 8.0.0で追加されました。
- Com_drop_role: 実行されたDROP ROLEステートメントの数を示します。MySQL 8.0.0で追加されました。
- Com_restart: 実行されたRESTARTステートメントの数を示します。MySQL 8.0.4で追加されました。
セキュリティ関連の変数
- Firewall_access_denied: MySQL Enterprise Firewallによって拒否されたステートメントの数を示します。MySQL 8.0.11で追加されました。
- audit_log_current_session: 現在のセッションが監査対象かどうかを示します。MySQL 8.0.11で追加されました。
- audit_log_encryption: 監査ログファイルの暗号化方式を示します。MySQL 8.0.11で追加されました。
InnoDB関連の変数
- Innodb_redo_log_enabled: InnoDB redoログの有効・無効状態を示します。MySQL 8.0.21で追加されました。
- innodb_checkpoint_disabled: チェックポイントを無効にし、意図的にサーバーを終了した際に必ずリカバリ処理が実行されるようにします。主にデバッグ用途です。MySQL 8.0.2で追加されました。
- innodb_deadlock_detect: デッドロック検出機能の有効・無効を切り替えます。高負荷環境では無効化することでパフォーマンスが向上する場合があります。MySQL 8.0.0で追加されました。
- innodb_dedicated_server: バッファプールサイズ、ログファイルサイズ、フラッシュ方式をサーバーの搭載メモリに応じて自動設定します。DB専用サーバーでの運用に便利です。MySQL 8.0.3で追加されました。
- innodb_directories: 起動時にテーブルスペースデータファイルを走査するディレクトリを指定します。MySQL 8.0.4で追加されました。
クラウド・レプリケーション関連の変数
- clone_autotune_concurrency: リモートクローン操作時にスレッドを動的に生成する機能を有効にします。MySQL 8.0.17で追加されました。
- group_replication_flow_control_period: フローコントロールの反復処理間の待機秒数を定義します。MySQL 8.0.2で追加されました。
スレッドプール関連の変数
- thread_pool_size: スレッドプール内のスレッドグループの数を示します。MySQL 8.0.11で追加されました。
これらのオプションや変数を適切に活用することで、MySQL 8.0の新機能を最大限に引き出し、より効率的なデータベース運用が可能になります。詳細な設定方法については、公式マニュアルもあわせて参照することをおすすめします。
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