MySQLで重複しない日付(個別の値)を表示する方法
MySQLでは、datetime型のカラムから「日付のみ」を基準に重複を排除してデータを取得したいケースがよくあります。例えば、同じ日に複数の注文や出荷記録がある場合、日付単位で1件だけ取り出したいときなどです。本記事では、GROUP BYとDATE()関数を組み合わせて、重複しない日付ごとのレコードを表示する方法を解説します。
1. サンプルテーブルを作成する
まず、動作確認用のテーブルを作成しましょう。ここでは、出荷日時(ShippingDate)と顧客名(CustomerName)を持つテーブルを定義します。
mysql> create table DemoTable1996
(
ShippingDate datetime,
CustomerName varchar(20)
);
Query OK, 0 rows affected (0.84 sec)
2. テストデータを挿入する
次に、INSERT文を使ってサンプルレコードを登録します。ポイントは、同じ日付(2019-12-21)に複数のレコードが存在することです。
mysql> insert into DemoTable1996 values('2019-12-21 10:45:00','Chris');
Query OK, 1 row affected (0.11 sec)
mysql> insert into DemoTable1996 values('2019-12-21 12:10:00','David');
Query OK, 1 row affected (0.09 sec)
mysql> insert into DemoTable1996 values('2019-12-20 12:10:00','Bob');
Query OK, 1 row affected (0.14 sec)
3. 全レコードを確認する
SELECT文で全件を表示すると、以下のように3件のレコードが格納されていることがわかります。
mysql> select * from DemoTable1996;
+---------------------+--------------+ | ShippingDate | CustomerName | +---------------------+--------------+ | 2019-12-21 10:45:00 | Chris | | 2019-12-21 12:10:00 | David | | 2019-12-20 12:10:00 | Bob | +---------------------+--------------+ 3 rows in set (0.00 sec)
このままでは「2019-12-21」の日付が2件重複しています。
4. 日付単位で重複を排除して表示する
datetime型から日付部分だけを抽出するには、DATE()関数を使用します。これをGROUP BY句と組み合わせることで、日付単位のグループごとに1行ずつ結果を取得できます。
mysql> select * from DemoTable1996 group by date(ShippingDate);
+---------------------+--------------+ | ShippingDate | CustomerName | +---------------------+--------------+ | 2019-12-21 10:45:00 | Chris | | 2019-12-20 12:10:00 | Bob | +---------------------+--------------+ 2 rows in set (0.07 sec)
実行結果のポイント
上記の出力を見ると、元は3件あったレコードが2件になっています。「2019-12-21」に属していたChrisとDavidのレコードは同じ日付グループとみなされ、そのうちの1件(Chris)だけが表示されました。
- DATE()関数: datetime型の値から時刻部分を切り捨て、「YYYY-MM-DD」形式の日付のみを返します。
- GROUP BY句: 指定したカラム(ここではDATE(ShippingDate))の値が同じ行を1つのグループにまとめます。
注意点:ONLY_FULL_GROUP_BYモードについて
MySQL 5.7以降では、デフォルトでONLY_FULL_GROUP_BYモードが有効になっているため、SELECT句にGROUP BYで指定していないカラムを含めるとエラーになる場合があります。その場合は、以下のように集約関数を使うか、SQLモードの設定を見直してください。
mysql> select date(ShippingDate), min(CustomerName) as CustomerName
-> from DemoTable1996
-> group by date(ShippingDate);
このように書き換えることで、どの環境でも安全に日付単位の重複排除を実現できます。用途に応じてDISTINCTやウィンドウ関数(ROW_NUMBERなど)を活用するのも有効な選択肢です。
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