MySQLのCASE文を使って単一クエリで条件ごとに異なるIDを設定する方法
MySQLのCASE文で条件に応じたIDを一括更新する
MySQLでは、CASE文を活用することで、1つのUPDATEクエリだけで条件ごとに異なる値を設定できます。本記事では、名前(FirstName)の値に応じて各レコードのIdを別々の番号へ更新する手順を、サンプルコード付きでわかりやすく解説します。
サンプルテーブルの作成
まず、動作確認用のテーブルを作成しましょう。
mysql> create table DemoTable1545
-> (
-> Id int,
-> FirstName varchar(20)
-> );
Query OK, 0 rows affected (1.65 sec)
テストデータの挿入
insertコマンドを使って、テーブルにいくつかのレコードを追加します。
mysql> insert into DemoTable1545 values(1,'John');
Query OK, 1 row affected (0.15 sec)
mysql> insert into DemoTable1545 values(2,'Chris');
Query OK, 1 row affected (0.18 sec)
mysql> insert into DemoTable1545 values(3,'Bob');
Query OK, 1 row affected (0.15 sec)
登録内容の確認
selectステートメントで、テーブル内の全レコードを表示します。
mysql> select * from DemoTable1545;
このクエリを実行すると、次のような出力が得られます。
+------+-----------+
| Id | FirstName |
+------+-----------+
| 1 | John |
| 2 | Chris |
| 3 | Bob |
+------+-----------+
3 rows in set (0.00 sec)
CASE文を使った条件付きUPDATEクエリ
ここが本題のポイントです。通常、条件ごとに異なる値を設定するには複数のUPDATE文が必要ですが、CASE文を組み合わせれば単一のクエリで完結できます。さらに「else Id」と記述しておくことで、どの条件にも一致しなかったレコードは元のIdのまま維持されます。
mysql> update DemoTable1545
-> set Id=
-> case when FirstName like '%John%' then 101
-> when FirstName like '%Chris%' then 201
-> when FirstName like '%Bob%' then 501
-> else Id
-> end;
Query OK, 3 rows affected (0.18 sec)
Rows matched: 3 Changed: 3 Warnings: 0
更新結果の確認
もう一度テーブルの内容を確認してみましょう。
mysql> select * from DemoTable1545;
実行結果は以下の通りです。
+------+-----------+
| Id | FirstName |
+------+-----------+
| 101 | John |
| 201 | Chris |
| 501 | Bob |
+------+-----------+
3 rows in set (0.00 sec)
このように、FirstNameの値に応じてJohnは101、Chrisは201、Bobは501へと、それぞれ異なるIDが正しく設定されました。CASE文を活用すれば、複数回のクエリ実行を避けて効率的に条件分岐のある更新処理が実現でき、パフォーマンス向上やコードの簡潔化にもつながります。
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