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MySQLでテーブルの値からさまざまな組み合わせを生成するクエリの書き方

MySQLでは、同一テーブルを複数回参照するクロス結合(交差結合)を使うことで、テーブル内の値から考えられるすべての組み合わせを簡単に生成できます。ここでは、具体的な手順をサンプルとともに解説します。

1. サンプルテーブルを作成する

まず、以下のCREATE TABLE文でテーブルを作成します。

mysql> create table DemoTable622 (
    Id int NOT NULL AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
    Value1 int,
    Value2 int
);
Query OK, 0 rows affected (1.08 sec)

2. テストデータを挿入する

次に、INSERT文を使ってレコードを追加します。

mysql> insert into DemoTable622(Value1,Value2) values(1000,1000);
Query OK, 1 row affected (0.23 sec)

mysql> insert into DemoTable622(Value1,Value2) values(2000,3000);
Query OK, 1 row affected (1.04 sec)

3. 登録したレコードを確認する

SELECT文ですべてのレコードを表示してみましょう。

mysql> select *from DemoTable622;

実行結果は以下の通りです。

+----+--------+--------+
| Id | Value1 | Value2 |
+----+--------+--------+
|  1 | 1000   | 1000   |
|  2 | 2000   | 3000   |
+----+--------+--------+
2 rows in set (0.00 sec)

4. すべての組み合わせを取得するクエリ

ここが本題です。同じテーブルに3つの別名(tbl1、tbl2、tbl3)を付けて参照すると、Value1とValue2の値を組み合わせた全パターンを取得できます。

mysql> select tbl1.Id, tbl2.Value1, tbl3.Value2
       from DemoTable622 tbl1, DemoTable622 tbl2, DemoTable622 tbl3;

実行すると、次のような出力が得られます。

+----+--------+--------+
| Id | Value1 | Value2 |
+----+--------+--------+
|  1 | 1000   |   1000 |
|  2 | 1000   |   1000 |
|  1 | 2000   |   1000 |
|  2 | 2000   |   1000 |
|  1 | 1000   |   3000 |
|  2 | 1000   |   3000 |
|  1 | 2000   |   3000 |
|  2 | 2000   |   3000 |
+----+--------+--------+
8 rows in set (0.01 sec)

解説:なぜ8行になるのか?

このクエリは、実質的にクロス結合(CROSS JOIN)を行っています。WHERE句による結合条件を指定しないため、各行が他のすべての行とペアになります。

  • テーブルには2行のレコードが存在する

  • 3つのテーブル参照による直積は 2 × 2 × 2 = 8行 となる

そのため、Value1とValue2の取り得る組み合わせ(1000×1000、2000×1000、1000×3000、2000×3000)がそれぞれIdの2行分ずつ展開され、合計8行の結果セットが返されます。

なお、明示的にCROSS JOIN構文を使って次のように書くことも可能です。意味は同じですが、意図が伝わりやすくなります。

mysql> select tbl1.Id, tbl2.Value1, tbl3.Value2
       from DemoTable622 tbl1
       cross join DemoTable622 tbl2
       cross join DemoTable622 tbl3;
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