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【MySQL】集計関数の結果と他のすべての列を同時に取得する方法

MySQLでは、MAX()SUM()などの集計関数を使う際、通常はGROUP BYが必要になります。しかし、「テーブルの全行をそのまま表示しながら、集計結果も一緒に取得したい」というケースもあります。

本記事では、サブクエリ(スカラーサブクエリ)を活用して、すべての列と集計関数の結果を1つのクエリで同時に取得する方法を解説します。

1. サンプルテーブルを作成する

まず、以下のコマンドでテーブルを作成します。

mysql> create table DemoTable1621
-> (
-> StudentId int NOT NULL AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
-> StudentName varchar(20),
-> StudentMarks int
-> );
Query OK, 0 rows affected (1.69 sec)

2. レコードを挿入する

次に、INSERT文を使ってサンプルデータを登録します。

mysql> insert into DemoTable1621(StudentName,StudentMarks) values('Chris',45);
Query OK, 1 row affected (0.22 sec)
mysql> insert into DemoTable1621(StudentName,StudentMarks) values('Bob',78);
Query OK, 1 row affected (0.13 sec)
mysql> insert into DemoTable1621(StudentName,StudentMarks) values('David',89);
Query OK, 1 row affected (0.16 sec)
mysql> insert into DemoTable1621(StudentName,StudentMarks) values('Adam',87);
Query OK, 1 row affected (0.20 sec)

3. テーブルの内容を確認する

SELECT文ですべてのレコードを表示してみましょう。

mysql> select * from DemoTable1621;

実行結果は以下の通りです。

+-----------+-------------+--------------+
| StudentId | StudentName | StudentMarks |
+-----------+-------------+--------------+
| 1 | Chris | 45 |
| 2 | Bob | 78 |
| 3 | David | 89 |
| 4 | Adam | 87 |
+-----------+-------------+--------------+
4 rows in set (0.00 sec)

4. 集計関数とすべての列を同時に選択する

ここが本題です。以下のように、テーブルにエイリアス(別名)を付けたうえで、スカラーサブクエリとしてMAX()関数を記述することで、各行に最高得点を付加して表示できます。

mysql> select tblData.*,( select max(StudentMarks) from DemoTable1621) as MaximumMarks from DemoTable1621 tblData;

このクエリを実行すると、次のような出力が得られます。

+-----------+-------------+--------------+--------------+
| StudentId | StudentName | StudentMarks | MaximumMarks |
+-----------+-------------+--------------+--------------+
| 1 | Chris | 45 | 89 |
| 2 | Bob | 78 | 89 |
| 3 | David | 89 | 89 |
| 4 | Adam | 87 | 89 |
+-----------+-------------+--------------+--------------+
4 rows in set (0.00 sec)

ポイント解説

  • tblData.*:テーブルに付けたエイリアス「tblData」のすべての列を展開します。
  • (select max(StudentMarks) from ...):括弧で囲まれたサブクエリが単一の値(最高得点89)を返し、それが各行に表示されます。
  • GROUP BY不要:集計値をサブクエリとして独立させるため、元の行をグループ化せずに全行を保持できます。

なお、MAX()以外にもMIN()AVG()SUM()COUNT()など、単一の値を返す集計関数であれば同じ手法が使えます。テーブル全体に対する統計情報を、個々の行データと並べて表示したい場合に非常に便利なテクニックなので、ぜひ覚えておきましょう。

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