MySQLで静的文字列を返す方法:UNIONを使った実装手順を解説
MySQLでテーブルを参照せずに静的な文字列(固定値)を複数行で返したい場合、UNIONを使用するのが一般的な方法です。UNIONは通常、複数のSELECT文の結果を結合するために使われますが、文字列リテラルを直接SELECTすることで、あたかもテーブルから取得したかのように結果セットを作成できます。
基本構文
静的文字列を返すための基本的な構文は以下のとおりです。
select 'yourStringValue1' as yourAliasName
UNION
select 'yourStringValue2' as yourAliasName;
各SELECT文にはAS句でエイリアス(別名)を指定します。これにより、結果セットのカラム名がわかりやすくなります。なお、UNIONを使用すると重複行は自動的に除外されるため、同じ値を複数行返したい場合は「UNION ALL」を使用してください。
実際の実行例
それでは、上記の構文を使って静的文字列を返してみましょう。以下のクエリを実行します。
mysql> select 'HELLO' as staticStringsResult
-> UNION
-> select 'MySQL' as staticStringsResult;
このクエリを実行すると、次のような出力が得られます。
+---------------------+
| staticStringsResult |
+---------------------+
| HELLO |
| MySQL |
+---------------------+
2 rows in set (0.00 sec)
このように、「HELLO」と「MySQL」という2つの静的文字列が、1つのカラムにまとまった形で返されていることが確認できます。
バージョンによっては括弧が必要な場合がある
MySQLの一部のバージョンでは、上記の構文がそのままでは動作しないことがあります。その場合は、各SELECT文を括弧()で囲むことで正しく実行できます。
mysql> (select 'HELLO' as staticStringsResult)
-> UNION
-> (select 'MySQL' as staticStringsResult);
実行結果は以下のとおりです。
+---------------------+
| staticStringsResult |
+---------------------+
| HELLO |
| MySQL |
+---------------------+
2 rows in set (0.00 sec)
まとめ
MySQLで静的文字列を返すには、UNIONを使って複数のSELECT文を結合する方法が有効です。環境によってはSELECT文を括弧で囲む必要がある点に注意しましょう。また、重複した値も含めて取得したい場合は、UNIONの代わりにUNION ALLを使用することで対応できます。マスタデータの代用やテストデータの作成など、さまざまな場面で活用できるテクニックなので、ぜひ覚えておきましょう。
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