MySQLで2つの数値の絶対差(絶対値の差)を求める方法【ABS関数の使い方】
MySQLで2つの数値の絶対差(どちらが大きいかに関係ない差の大きさ)を求めるには、ABS()関数を使用します。この記事では、実際にデモテーブルを作成し、絶対差を計算する手順をわかりやすく解説します。
1. デモテーブルの作成
まず、2つの数値を格納するためのサンプルテーブルを作成します。
mysql> create table findDifferenceDemo -> ( -> Id int NOT NULL AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY, -> FirstNumber float, -> SecondNumber float -> ); Query OK, 0 rows affected (0.60 sec)
このテーブルは、Id(自動採番の主キー)と、比較対象となるFirstNumber・SecondNumberという2つのFLOAT型カラムで構成されています。
2. テストデータの挿入
次に、INSERT文を使ってレコードを挿入します。
mysql> insert into findDifferenceDemo(FirstNumber,SecondNumber) values(4.2,2.3); Query OK, 1 row affected (0.20 sec) mysql> insert into findDifferenceDemo(FirstNumber,SecondNumber) values(23.4,5.6); Query OK, 1 row affected (0.14 sec) mysql> insert into findDifferenceDemo(FirstNumber,SecondNumber) values(5.8,34.56); Query OK, 1 row affected (0.16 sec) mysql> insert into findDifferenceDemo(FirstNumber,SecondNumber) values(7.8,7.2); Query OK, 1 row affected (0.16 sec) mysql> insert into findDifferenceDemo(FirstNumber,SecondNumber) values(12.8,10.2); Query OK, 1 row affected (0.13 sec)
3. 挿入したレコードの確認
SELECT文ですべてのレコードを表示して、データが正しく登録されているか確認しましょう。
mysql> select *from findDifferenceDemo;
実行結果は以下の通りです。
+----+-------------+--------------+ | Id | FirstNumber | SecondNumber | +----+-------------+--------------+ | 1 | 4.2 | 2.3 | | 2 | 23.4 | 5.6 | | 3 | 5.8 | 34.56 | | 4 | 7.8 | 7.2 | | 5 | 12.8 | 10.2 | +----+-------------+--------------+ 5 rows in set (0.00 sec)
4. ABS関数で絶対差を求める
2つの数値の絶対差を求めるには、引き算の結果をABS()関数で囲みます。ABS()は引数の絶対値を返す関数のため、減算結果がマイナスになっても正の値に変換されます。あわせてORDER BY句で降順に並べ替えると、差の大きい順に結果を確認できて便利です。
mysql> SELECT ABS(FirstNumber - secondNumber) AS diff -> from findDifferenceDemo -> order by diff desc;
実行結果は以下の通りです。
+--------------------+ | diff | +--------------------+ | 28.760001182556152 | | 17.799999713897705 | | 2.6000003814697266 | | 1.8999998569488525 | | 0.6000003814697266 | +--------------------+ 5 rows in set (0.00 sec)
FLOAT型使用時の注意点:小数の誤差
実行結果を見ると、「28.76」や「17.8」のような期待値ではなく、「28.760001182556152」のように長い小数が表示されています。これはFLOAT型が浮動小数点数であり、内部的に近似値で数値を保持しているために発生する誤差です。
金額計算など厳密な精度が求められる場合は、FLOAT型の代わりにDECIMAL型を使用することをおすすめします。DECIMAL型なら固定小数点数として正確な値が保持され、このような誤差を防げます。
まとめ
- MySQLで2つの数値の絶対差を求めるには
ABS(数値1 - 数値2)を使用する ORDER BY句と組み合わせると、差の大きい順にソートできる- FLOAT型では小数の誤差が生じるため、精度が必要な場合はDECIMAL型を採用する
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