MySQLでDECIMAL列の桁数を増やす方法|ALTER TABLEとMODIFY COLUMNの使い方
MySQLでDECIMAL列の桁数を変更する基本構文
MySQLでは、すでに作成済みのDECIMAL型カラムで扱える桁数を増やしたい場合、ALTER TABLE文とMODIFY COLUMN句を組み合わせることで簡単に変更できます。基本の構文は以下の通りです。
ALTER TABLE テーブル名 MODIFY COLUMN カラム名 DECIMAL(全体の桁数, 小数点以下の桁数);
なお、DECIMAL(M, D) の「M」は整数部と小数部を合わせた最大桁数、「D」は小数点以下の桁数を表します。例えば DECIMAL(10,4) なら、小数点以下4桁を含めて最大10桁まで格納できます。
検証用テーブルの作成
それでは、実際に動作を確認してみましょう。まずは小さな桁数のDECIMALカラムを持つテーブルを作成します。
mysql> CREATE TABLE allowDecimalWithMoreDigit
-> (
-> Id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
-> Salary DECIMAL(3,2),
-> PRIMARY KEY(Id)
-> );
Query OK, 0 rows affected (0.64 sec)この時点で、Salaryカラムは DECIMAL(3,2)、つまり小数点以下2桁を含めて最大3桁しか格納できません。
DESCコマンドでテーブル構造を確認する
テーブルの構造を確認するには、DESC(DESCRIBE)コマンドを使用します。構文は以下の通りです。
DESC テーブル名;
実際に作成したテーブルに対して実行してみます。
mysql> DESC allowDecimalWithMoreDigit;
実行結果は以下のようになります。
+--------+--------------+------+-----+---------+----------------+ | Field | Type | Null | Key | Default | Extra | +--------+--------------+------+-----+---------+----------------+ | Id | int(11) | NO | PRI | NULL | auto_increment | | Salary | decimal(3,2) | YES | | NULL | | +--------+--------------+------+-----+---------+----------------+ 2 rows in set (0.18 sec)
出力結果を見ると、Salaryカラムが decimal(3,2) として定義されていることが確認できます。
MODIFY COLUMNで桁数を拡張する
次に、ALTER TABLE文とMODIFY COLUMN句を使って、Salaryカラムを DECIMAL(10,4) に変更します。クエリは以下の通りです。
mysql> ALTER TABLE allowDecimalWithMoreDigit
-> MODIFY COLUMN Salary DECIMAL(10,4);
Query OK, 0 rows affected (2.46 sec)
Records: 0 Duplicates: 0 Warnings: 0変更後、もう一度DESCコマンドでテーブル構造を確認します。
mysql> DESC allowDecimalWithMoreDigit;
実行結果は以下の通りです。
+--------+---------------+------+-----+---------+----------------+ | Field | Type | Null | Key | Default | Extra | +--------+---------------+------+-----+---------+----------------+ | Id | int(11) | NO | PRI | NULL | auto_increment | | Salary | decimal(10,4) | YES | | NULL | | +--------+---------------+------+-----+---------+----------------+ 2 rows in set (0.00 sec)
出力結果から、Salaryカラムのデータ型が DECIMAL(3,2) から DECIMAL(10,4) に正常に変更されたことがわかります。これで、より多くの桁数の値を格納できるようになりました。
注意点
- 桁数を拡張する場合、既存データが失われることはありません。
- 逆に桁数を縮小する場合、既存データが新しい精度に収まらないと丸められたり、厳格モード(STRICT_TRANS_TABLESなど)ではエラーになることがあります。
- 大きなテーブルの場合、ALTER TABLEの実行には時間がかかる可能性があるため、本番環境ではトラフィックの少ない時間帯に実行することをおすすめします。
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