MySQLで複数の行を1つのカンマ区切りリスト列にまとめる方法(GROUP_CONCAT活用)
MySQLのGROUP_CONCAT()で行をカンマ区切りのリストに変換する
MySQLでは、GROUP_CONCAT() 関数を使うことで、複数の個別の行を1つのカンマ区切りのリスト列にまとめることができます。レポート作成やデータの集約表示など、グループごとに値を一覧化したい場面で非常に便利な関数です。
基本構文
基本的な構文は以下の通りです。
SELECT yourColumnName1,yourColumnName2,yourColumnName3,..N, GROUP_CONCAT(yourColumnName4) as anyAliasName FROM yourTableName group by yourColumnName3, yourColumnName1,yourColumnName2;
それでは、実際にテーブルを作成して動作を確認してみましょう。
サンプルテーブルの作成
まず、以下のクエリでテーブルを作成します。
mysql> create table CommaDelimitedList -> ( -> Id int NOT NULL AUTO_INCREMENT, -> Name varchar(10), -> GroupId int, -> CompanyName varchar(15), -> RefId int, -> PRIMARY KEY(Id) -> ); Query OK, 0 rows affected (0.68 sec)
テストデータの挿入
次に、INSERTコマンドを使っていくつかのレコードを挿入します。
mysql> insert into CommaDelimitedList(Name,GroupId,CompanyName,RefId)
-> values('Larry',5,'Google',162);
Query OK, 1 row affected (0.14 sec)
mysql> insert into CommaDelimitedList(Name,GroupId,CompanyName,RefId)
-> values('Larry',5,'Google',5);
Query OK, 1 row affected (0.48 sec)
mysql> insert into CommaDelimitedList(Name,GroupId,CompanyName,RefId)
-> values('Larry',5,'Google',4);
Query OK, 1 row affected (0.16 sec)
mysql> insert into CommaDelimitedList(Name,GroupId,CompanyName,RefId)
-> values('Sam',6,'Amazon',3);
Query OK, 1 row affected (0.31 sec)
登録データの確認
SELECT文ですべてのレコードを表示してみます。
mysql> select *from CommaDelimitedList;
実行結果は以下の通りです。
+----+-------+---------+-------------+-------+ | Id | Name | GroupId | CompanyName | RefId | +----+-------+---------+-------------+-------+ | 1 | Larry | 5 | Google | 162 | | 2 | Larry | 5 | Google | 5 | | 3 | Larry | 5 | Google | 4 | | 4 | Sam | 6 | Amazon | 3 | +----+-------+---------+-------------+-------+ 4 rows in set (0.00 sec)
Larryさんのレコードが3件(RefId: 162, 5, 4)、Samさんのレコードが1件(RefId: 3)登録されているのがわかります。
GROUP_CONCAT()でカンマ区切りのリストを作成する
ここからが本題です。以下のクエリを実行すると、グループごとにRefIdの値をカンマ区切りのリストとして取得できます。
mysql> select Name,GroupId,CompanyName, -> group_concat(RefId) as RefList -> from CommaDelimitedList -> group by CompanyName, Name,GroupId;
実行結果は以下の通りです。
+-------+---------+-------------+---------+ | Name | GroupId | CompanyName | RefList | +-------+---------+-------------+---------+ | Sam | 6 | Amazon | 3 | | Larry | 5 | Google | 162,5,4 | +-------+---------+-------------+---------+ 2 rows in set (0.00 sec)
結果のポイント
このように、同じ「Name」「GroupId」「CompanyName」を持つ行がグループ化され、それぞれのRefIdの値がカンマ区切りの1つの文字列(例:Larryの場合は「162,5,4」)として出力されました。
なお、GROUP_CONCAT()には以下のような便利なオプションもあります。
- DISTINCT:重複する値を除外したい場合は
GROUP_CONCAT(DISTINCT RefId)のように指定できます。 - ORDER BY:
GROUP_CONCAT(RefId ORDER BY RefId ASC)のように記述すると、リスト内の値をソートした状態で取得できます。 - SEPARATOR:区切り文字を変更したい場合は
SEPARATOR '; 'などで指定可能です(デフォルトはカンマ)。
また、group_concat_max_len システム変数のデフォルト値は1024バイトのため、大量のデータを連結する場合は事前に値を変更しておくことをおすすめします。
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