MySQLでINT型カラムにLIKE演算子を使う方法:CAST関数による文字列変換
INT型カラムでLIKE比較を行うにはCAST()関数を使う
MySQLでは、INT型(整数型)のカラムに対してLIKE演算子による部分一致検索を行いたい場合、数値のままではLIKEのパターンマッチングが正しく機能しないため、CAST()関数を使って文字列型(CHAR)に変換する必要があります。
基本構文
SELECT yourColumnName1, yourColumnName2, ......N FROM yourTableName WHERE CAST(yourColumnName AS CHAR) LIKE '%yourIntegerValue%';
CAST(カラム名 AS CHAR)とすることで整数値を一時的に文字列へ変換し、LIKE演算子で部分一致検索できるようになります。実際のテーブルデータが変更されるわけではないため、元のINT型定義はそのまま維持されます。
サンプルテーブルの作成
構文を理解するために、まずテーブルを作成しましょう。以下はINT型フィールドに対してLIKE比較を行うためのテーブル作成クエリです。
mysql> create table ComparisonOnIntField
-> (
-> StudentId int NOT NULL,
-> StudentName varchar(20),
-> StudentAge int
-> );
Query OK, 0 rows affected (1.00 sec)
テストデータの挿入
次に、LIKE比較を試すためのレコードを挿入します。
mysql> insert into ComparisonOnIntField values(10,'Carol',24); Query OK, 1 row affected (0.17 sec) mysql> insert into ComparisonOnIntField values(12,'Bob',21); Query OK, 1 row affected (0.18 sec) mysql> insert into ComparisonOnIntField values(14,'Sam',23); Query OK, 1 row affected (0.10 sec) mysql> insert into ComparisonOnIntField values(16,'Mike',25); Query OK, 1 row affected (0.26 sec) mysql> insert into ComparisonOnIntField values(18,'John',27); Query OK, 1 row affected (0.14 sec) mysql> insert into ComparisonOnIntField values(20,'David',26); Query OK, 1 row affected (0.15 sec)
登録データの確認
SELECT文ですべてのレコードを表示してみましょう。
mysql> select *from ComparisonOnIntField;
実行結果は以下の通りです。
+-----------+-------------+------------+ | StudentId | StudentName | StudentAge | +-----------+-------------+------------+ | 10 | Carol | 24 | | 12 | Bob | 21 | | 14 | Sam | 23 | | 16 | Mike | 25 | | 18 | John | 27 | | 20 | David | 26 | +-----------+-------------+------------+ 6 rows in set (0.00 sec)
INT型カラムへのLIKE比較クエリの実行
ここで、StudentId(INT型)に対して「18」という値を含むレコードを部分一致で検索してみます。CAST関数でStudentIdをCHAR型に変換してからLIKE演算子を適用しています。
mysql> select StudentName,StudentAge from ComparisonOnIntField
-> where cast(StudentId as CHAR) Like '%18%';
実行結果は以下の通りです。
+-------------+------------+ | StudentName | StudentAge | +-------------+------------+ | John | 27 | +-------------+------------+ 1 row in set (0.05 sec)
このように、StudentIdが「18」であるJohnさんのレコードだけが抽出されました。
注意点:パフォーマンスへの影響
CAST関数を使った文字列変換は便利な反面、カラムに設定されたインデックスが利用できなくなるため、大量のデータを扱うテーブルでは検索速度が低下する可能性があります。完全一致の検索であれば通常の等価比較(WHERE StudentId = 18)を使い、部分一致検索が必要なケースでのみCAST+LIKEの組み合わせを利用するのがおすすめです。
-
MySQLでLIKEをIN()のように実装するクエリの書き方
MySQLのIN()のような動作を実現するには、LIKE演算子と組み合わせてCOUNT()関数やIF()関数を使用します。この記事では、具体的な手順をサンプルコード付きで解説します。テーブルの作成まず、サンプル用のテーブルを作成しましょう。mysql> create table DemoTable -> ( -> Subject varchar(80) -> );Query OK, 0 rows affected (0.58 sec)
-
MySQLクエリでLIKE句を2回使う方法|OR条件で複数パターンを検索する
MySQLでは、LIKE句を1つのクエリ内で2回以上使用することで、複数のパターンに一致するレコードを柔軟に抽出できます。この記事では、実際にテーブルを作成し、LIKE句を2回組み合わせた検索クエリの書き方を手順を追って解説します。 1. サンプルテーブルを作成する まず、検索対象となるテーブルを作成します。 mysql> create table DemoTable2009 ( Name varchar(20) ); Query OK, 0 rows affected (0.51 sec) 2. テーブルにレコードを挿入する INSERT文を使って、いくつかの名前データを登録し