MySQLイベントとは?仕組みとトリガーとの違いを徹底解説
MySQLイベントとは、あらかじめ定義されたスケジュールに従って自動的に実行されるタスクのことです。「スケジュールイベント」と呼ばれることもあります。
MySQLにはイベントスケジューラと呼ばれるプロセスがあり、これはバックグラウンドで常時稼働しながら、実行すべきイベントがないかを監視しています。イベントは時間をきっかけとして起動されるため、「テンポラルトリガー(時間トリガー)」とも呼ばれます。一方、通常のトリガーはテーブルへのINSERT・UPDATE・DELETEなどの更新操作をきっかけに実行される点が大きく異なります。
イベントは1回だけ実行することも、一定間隔で繰り返し実行することも可能です。主な用途としては、以下のようなものが挙げられます。
- 定期的なバックアップの作成
- 期限切れの古いレコード(スタイルデータ)の自動削除
- レポート用データの集計処理
MySQLイベントの基本構文
CREATE EVENT event_name ON SCHEDULE schedule DO Event_body
各要素の説明
- event_name:CREATE EVENTステートメントの直後に必ず指定する必要があるイベント名です。データベース内で一意の名前をつける必要があります。
- schedule:イベントを実行する日時や間隔を指定します。特定の日時に一度だけ実行する「単発イベント」、あるいはEVERY句を使った「定期実行イベント」のいずれかを設定できます。
- Event_body:DOキーワードの後に記述するSQL文の集合です。複数のステートメントを実行したい場合は、BEGIN…ENDブロックで囲むことでまとめて記述できます。
補足:イベントスケジューラの有効化
なお、MySQLイベントを実際に動作させるには、イベントスケジューラが有効になっている必要があります。デフォルトで無効になっている場合は、以下のコマンドで有効化できます。
SET GLOBAL event_scheduler = ON;
このようにMySQLイベントを活用すれば、これまで手作業や外部ツール(cronなど)に頼っていた定期処理を、データベース側だけで完結させることができます。
-
MySQLビューの定義内容を確認する方法【SHOW CREATE VIEWの使い方】
MySQLで作成済みのビューがどのようなSQL定義で構成されているのかを確認したい場合には、SHOW CREATE VIEW ステートメントを使用します。このコマンドを実行すると、ビューを作成した際の元となるSELECT文や、アルゴリズム、定義者(DEFINER)、文字セットなどの情報を一覧で取得できます。基本構文ビューの定義を確認するための基本的な構文は以下の通りです。SHOW CREATE VIEW ビュー名;実際に試してみよう1. サンプルテーブルを作成するまずは動作確認用に、シンプルなテーブルを作成します。mysql> CREATE TABLE DemoTable -> (
-
MySQLでINSERT前にトリガーを使って挿入を停止・キャンセルする方法
BEFORE INSERTトリガーで挿入を停止する方法 MySQLでは、BEFORE INSERTトリガーとSIGNAL SQLSTATEを組み合わせることで、INSERT処理を実行前に中断(キャンセル)できます。トリガー内で条件をチェックし、条件を満たした場合にエラーを発生させることで、その挿入自体が取り消されます。 基本構文 構文は以下の通りです。 delimiter // create trigger yourTriggerName before insert on yourTableName FOR EACH ROW BEGIN yourStateme