MySQLのIN()関数がNULLを返す2つのケースとは?具体例付きで解説
MySQLのIN()関数は、特定の条件下で結果としてNULLを返します。本記事では、IN()関数がNULLを返す2つのケースについて、実際の実行例とともにわかりやすく解説します。
ケース1: 左辺の式がNULLの場合
IN()関数は、左辺の式がNULLである場合にNULLを返します。これは、SQLにおいてNULLとの比較は常に「不明(UNKNOWN)」として扱われるためです。以下の例で確認してみましょう。
mysql> Select NULL IN (1,2,3,4,10); +----------------------+ | NULL IN (1,2,3,4,10) | +----------------------+ | NULL | +----------------------+ 1 row in set (0.00 sec)
上記の結果のように、左辺がNULLである場合、リスト内にどのような値があっても比較自体を判定できないため、結果はNULLになります。
ケース2: リスト内のいずれかの式がNULLで、かつ一致する値が見つからない場合
リスト内のいずれかの式がNULLであり、かつ一致する値が見つからない場合、IN()関数はNULLを返します。一方、リスト内に一致する値が存在すれば、他の要素にNULLが含まれていても結果は1(TRUE)となります。以下の例を見てみましょう。
mysql> Select 10 IN (NULL,11,12); +--------------------+ | 10 IN (NULL,11,12) | +--------------------+ | NULL | +--------------------+ 1 row in set (0.00 sec) mysql> Select 10 IN (NULL,11,12,10); +-----------------------+ | 10 IN (NULL,11,12,10) | +-----------------------+ | 1 | +-----------------------+ 1 row in set (0.00 sec)
最初の例では、10はリスト(NULL, 11, 12)の中に存在しないため、結果はNULLとなっています。2番目の例では、リスト内に10が存在するため、NULLが含まれていても結果は1になります。
まとめ
IN()関数がNULLを返すのは、次の2つの場合です。
- 左辺の式がNULLである場合
- リスト内のいずれかの式がNULLで、かつ一致する値が見つからない場合
SQLにおけるNULLは「値が不明」であることを意味するため、このような挙動になります。NULLが含まれる可能性のあるカラムに対してIN()関数を使用する際は、IFNULL()やCOALESCE()などでNULLを事前に処理しておくと、意図しない結果を避けることができます。
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