MySQLでNULLの値を別の列に0として表示する方法(CASE文の使い方)
MySQLでは、カラムの値がNULLである場合に、SELECT文の結果として新しい列に0を返したいケースがよくあります。例えば、価格データの欠損値を集計や表示のために0として扱いたい場合などです。
このような場合には、CASE文を使用するのが最も基本的な方法です。CASE文を使うことで、条件に応じて異なる値を返すことができます。
1. サンプルテーブルを作成する
まず、動作確認用のテーブルを作成しましょう。
mysql> create table DemoTable703 (Price int); Query OK, 0 rows affected (0.46 sec)
2. テストデータを挿入する
次に、INSERTコマンドを使ってサンプルデータを挿入します。ここでは、通常の数値とNULL、そして0を混ぜて登録しています。
mysql> insert into DemoTable703 values(102); Query OK, 1 row affected (0.27 sec) mysql> insert into DemoTable703 values(null); Query OK, 1 row affected (0.13 sec) mysql> insert into DemoTable703 values(0); Query OK, 1 row affected (0.13 sec) mysql> insert into DemoTable703 values(500); Query OK, 1 row affected (0.11 sec) mysql> insert into DemoTable703 values(100); Query OK, 1 row affected (0.14 sec) mysql> insert into DemoTable703 values(null); Query OK, 1 row affected (0.12 sec) mysql> insert into DemoTable703 values(2340); Query OK, 1 row affected (0.14 sec)
3. 現在のデータを確認する
SELECT文ですべてのレコードを表示してみます。
mysql> select *from DemoTable703;
実行結果は以下の通りです。NULLが含まれていることがわかります。
+-------+ | Price | +-------+ | 102 | | NULL | | 0 | | 500 | | 100 | | NULL | | 2340 | +-------+ 7 rows in set (0.00 sec)
4. CASE文でNULLを0に変換する
ここでCASE文を使用し、PriceがNULLの場合は0を返し、それ以外の場合は元の値をそのまま返すようにします。結果は「Result」という別名の新しい列として出力されます。
mysql> select Price, case When Price IS NULL Then 0 else Price END AS Result from DemoTable703;
実行結果を見ると、NULLだった行がすべて0に変換されていることが確認できます。
+-------+--------+ | Price | Result | +-------+--------+ | 102 | 102 | | NULL | 0 | | 0 | 0 | | 500 | 500 | | 100 | 100 | | NULL | 0 | | 2340 | 2340 | +-------+--------+ 7 rows in set (0.00 sec)
補足:IFNULL関数やCOALESCE関数も使える
CASE文以外にも、MySQLにはNULLを別の値に置き換えるための便利な関数が用意されています。
- IFNULL関数:
SELECT Price, IFNULL(Price, 0) AS Result FROM DemoTable703; - COALESCE関数:
SELECT Price, COALESCE(Price, 0) AS Result FROM DemoTable703;
どちらも最初に見つかったNULL以外の値を返すため、単純な置き換えであればCASE文より簡潔に書けます。ただし、複数の条件分岐が必要な場合はCASE文の方が柔軟に対応できるので、状況に応じて使い分けるとよいでしょう。
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